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俺は網島ケイタ、お前はセブン [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第43話「真の敵」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

セブンとサードが同時に、大量のメールを受信してシステムダウン。
メールの発信元は全てジーンだったが、
ユーザーからではなく、ジーンの意思によって発信されたものだった。

ジーンの発売以来、ロボットだと言い聞かせるように、
PB達に対して壁を作ってしまっている、アンダーアンカーのメンバーに、
それは変だと言い切り、システムダウン中のセブンに呼びかけるケイタ。
迷う大人達とは対照的に、ケイタのPBへのスタンスは揺らぐ事は無くて。

思う処があってか、サードを頼むと言って、本部に置いていく桐原。
残されたサードはどうなるのかと思えば、
ケイタがセブンと共に自宅へ連れ帰ると言う、予想外の展開に。
ちなみに、桐原の部屋は綺麗に片付いているとの、サードの証言あり。

こんな風に離れた事は無いと言って、いささか心細げなサードだったが、
「話したら如何でしょうか。
問題が生じたら、共に解決していくのもバディシステムではないのですか」
前回から、ずっと自分だけで悩み続けているセブンの背を、
優しく押す出す辺りはさすが兄貴分。
ゼロワンも、間明の監視カメラと盗聴器を破壊してから加わって、
「話さなければ理解しあう事は出来ない」
そう言って、セブンはやっと悩みを話し始める。

色々とケイタがセブンと、サードやゼロワンを交えて話した結論が、
「人間でもさ、ブレイバーでもどっちでもいいじゃん。
俺は網島ケイタ、お前はセブン、お前サード、お前ゼロワン。
それでいいじゃん」
人間とブレイバーと言う枠無しで、個人として向き合う。と、言うもの。
しかし、ケイタの口癖「どっちでもいい」が、
まさかここまで意味を持つ言葉になるとは、全く思いませんでした。

間明の元に向かったゼロワン抜きで、ケイタは宗田元会長宅へ行き、
ゼロワンの「真の敵」メールを見せて、敵か味方か訊ねる。
「敵って言うのは、どういう意味においてだね」
「ゼロワンは、ブレイバーの心を弄ぶって」
「君の、言葉で聞きたい」
「俺の友達を苦しめてる。それが許せません」
ケイタの友達発言は、第7話「ブンゴー、怒る」でもあったけれど、
セブンがバディとなった今も変わらないのが、嬉しい。

元会長の語る、理想。
「進歩にはリスクが伴う。
だが、人もブレイバーも、それほど愚かではないと、私は信じてる」

間明に土下座して、懇願するゼロワン。
「この通りだ。ケイタには手を出すな。殺さないでくれ、頼む」

自宅への帰り道、美しい夕焼け空の下でセブンが誓う。
「ケイタ、この先どんな状況に陥っても、私は君のバディであると約束する。
ゼロワンと彼のバディ達のような結果には、決してしない」

彼らの理想、願い、誓いは、いったいどこまで叶うのか。
最後まで見届けたいと思います。
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でも俺達、受け入れてますよね [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第42話「目覚める遺伝子」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

今まで水面下で動いていた間明が、新しいケータイCMに出演し、
ついに表舞台に現われる事に。
しかもそのケータイは、八郷ラボで破壊されたフォンブレイバー・ファイブと同じ、
量産型のフォンブレイバーと呼ぶべきものだった……

最終回へ向けて、幾つかの謎が解かれ、
それ以上に、謎と各自の思惑と動きが現われた回。
(ゼロワンがアンカーの管理下から離れる事が出来たのは、
伊達が制限回路を外したからだとか、
フォースが凍結され続けているのは、ウイルスを逃がさない為など)
しかし、最初に出てきたジーンのCM映像、予備知識なしで舞浜のイベントで観て、
間明のあまりにうさんくさい爽やかな笑顔には、絶句。

間明、伊達、そして政治家の秘書と、いかにも悪巧み中って感じで、
3名揃い踏みしていますが、いずれも一筋縄ではいかない、
互いに腹の中は見せ合っていない様子がありあり。
単純に理想や損得だけで動く面子ではなさそうだし、ネット社会の監視と言う、
決して間違ってはいない理論を掲げているあたり、逆に怪しい。
そして、間明の「網島ケイタ君が…死にます」って言葉に込められた意味とは。
もうこうなると、誰が黒幕なのか、いったいどんな思惑で動いているのか。
他にも謎や疑問がてんこ盛りですが、とても予測不可能です。

ケイタがアンダーアンカー本部で見た、
教育プログラムと禁止事項を盛り込まず、無制限に個体数を増やした場合のシミュレート。
危機的状況なのですが、台所のブレイカーに張り付くフォンブレイバーは、
まるでどこぞの害虫のようだし、大量発生して街中で破壊の限りをつくしている筈なのに、
どう見てもケータイ変だ!を踊っているし、人々の悲鳴に混じって、
「ケータイだ」「大変だ」って声が入っているのは、ちょっとしたお遊び?

「ある意味、人工生命って呼んでもいいと思う
人間が人間じゃない別の知性を受け入れられるかどうかは、またまだ読めないのよね」
ジーンの普及を危惧するエージェント達に対して、
「でも俺達、受け入れてますよね」
さらっと言い切るケイタに、はっとする一同。

「そりゃ始めはうっとおしかったし、喧嘩もしたけど」
「確かに君は、文句ばかりだったな」
「いいから聞けよ。いつかブレイバーがたくさん生まれた時、
もしヒビる人がいたら、仲間だよ、怖くないよって言ってあげる為に、
エージェントってあるんじゃないんですか」
人の手で作られた物、人工物であるAIのフォンブレイバーなのに、
「生まれた時」と言い、あっさりと受け入れているケイタって、
アンカーのエージェント・フォンブレイバーにとっても、
間明達にとっても、予想外の異質な存在なのかもしれない。

本部で凍結中のフォースを前に、語り出す瞳子。
「世の中は、ブレイバーのコピーが溢れてるって言うのに、
あたしのこの子は、目覚めを禁じられた眠り姫。今でもこの子は頑張ってるんです
この子が初期化すら許されないあのウイルスを抱いて眠っているおかけで、
サードもセブンも活躍出来る」
「ずいぶんセンチですね。網島君の言葉が引き金?」
「あたし達も初めてこの子達を手にした時、あんな感じだったと思いません?」

「部長は、どうして新しいブレイバーを持たないんですか」
「瞳子さんと同じです。私のバディはセカンドだけですから」
部長と瞳子が、桐原やケイタに劣らず、自分のバディであるフォンブレイバーを、
片や破壊、片や凍結された今も、大切に思っているのがわかる、
しんみりと胸に染み入るシーンでした。
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ケータイ捜査官7 File 07 [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 File 07」DVD
・episode22~24
映像特典 「網島家家族会議」

DVD全13巻の予定なので、ちょうど折り返し点にあたるFile 07。
ゼロワンオンステージのepisode22、1時間スペシャルだったepisode23と、
これから最終回に向かって山場を迎える前に、見直すには良い機会かと。
放送時にも、怒涛の9月と言われたぐらい。

episode22「こころのひかり」
主役2人がほとんど出てきませんが、好きな話の1つです。
現実的でない、登場する人達が綺麗過ぎる。等の意見も目にしましたが、
「人の記憶は強く、脆い。そしてまた、残酷であり、優しい」(byデンライナーのオーナー)
時の流れが人の記憶も心も変えていく、良質のエピソードだったと思います。
そしてある意味、episode14「セブンの子守唄」と、対を成している話でしたが、
ゼロワンもセブンも、拾ってくれた相手の願いを叶えてあげる律儀さが良いなっと。
あと、どちらも歌の使い方が秀逸です。

episode23「ケータイ死す」
先月の舞浜のイベントで、スクリーンで観てきましたが、
あれだけの大きさの画像で、ほとんど違和感無く動いているフォンブレイバー達。
とてもテレビ放映とは思えないほどで、感動して帰ってきました。
なので、自宅のテレビで観ると、ちょっぴり物足りなく感じてしまいました。
アナログでテレ東の電波受信が良くない地域なので、
DVDの画像は本放送時と比べると、格段の違いがあるのですが。

そして映像特典ですが、網島家の俳優さん達のトークでした。
もうちょっと、撮影時のこぼれ話とか聞きたくて、物足りないと言うのが本音です。
ちなみに、最初に発表されたこの巻の発売予定だと、
収録がepisode24では無く、special episode 「ケータイ語る」だったので、
「DVD&Blu-ray Disc 発売記念イベント」(新宿ロフトプラスワン)が、
入る事になっていたんですよね。
そんな訳でFile 07と08では、映像特典が入れ替わっているので、ご注意の程を。
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お前らには俺がいるだろう [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第41話「セブンの見る夢」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

事件を解決した直後、浚われて捕らわれの身となったセブン。
夢の中で故人であるセカンドや滝本に、
人になりたいのかと問われ、己の存在意義に悩む……

最終回間近とあって、次々と手を打つ間明とその一派。
稼動中のフォンブレイバーの中で、最も経験値の少ないセブンが狙われたのは、
単にバディのケイタが未熟だからか、それとも、他の理由があるのか。
滝本役の津田さんがイクスピアリのイベントで語った、
「視聴者に媚びない最終回」が、楽しみでもあり、怖い。

パソコン相手に、爆弾のタイマー解除、ウイルス削除中のセブンは、
逃げる犯人を追うケイタと、別行動になる。
無我夢中で犯人を捕まえたケイタが、近くの鉄柵に犯人を手錠で拘束中に、
ふと目にしたのが、道端の白い花。
そこで、ケイタはセブンに携帯電話で話しかける。
「これ終わったらさ、滝本さんの墓参り行かないか」
「滝本の、墓参り」
「俺、今、犯人1人でKOした。結構やるようになったよな、俺も。
だからさ、今の俺とお前、滝本さんに見て欲しいなと、思ったわけ」

でも、この後のケイタの言葉、
「そのうちお前の力借りなくても、頑張れば1人でプログラム制圧だって出来るようになるかもな」
で、ケイタとセブンにすれ違いが起こってしまう。
おそらくケイタは、滝本にセブンを託されたから、
一人前になった自分を見てもらって、安心させたいと思って出た言葉だけど、
セブンは、自分がいなくてもいいのだと、受け止めてしまった。
直接話していれば、違ったのかもしれないけれど、
電話を通してなので、互いに相手の表情が見えなくって。

行方不明になったセブンを探そうとするケイタの前に現れたゼロワン。
「バディを失う。その喪失感が、どれほど俺達を苦しめるか、お前達にわかるか。
解を求め、アンダーアンカーを離れた俺を苦しめていたのは、喪失感なのだと、今にして思う。
その果てに耐え難いまでの孤独を俺は知った」
「俺達は、バディシステムによって人格を形成する。バディからは離れられない宿命なのだ。
だからこそ、網島ケイタと離れたセブンが、
今、この瞬間、何を思っているのか、俺には興味が尽きない」

第9話のタイトルにもなったバディシステム。
フォンブイレバー達にとっては、ある意味、枷とも言うべきものだったんですね。
それでも、暗く重い思考に行ってしまいそうなゼロワンに、
「孤独、孤独言うなよ。お前らには俺がいるだろう」
と、何の気負いも無く言えるケイタは、彼らにとって掛け替えが無く、
得がたい存在なのだと、改めて思いました。

しかし、ソリッドPCでメディック&アナライザー着身したゼロワンを見て、
「スゲー似合ってるよ」素直に感想を述べるケイタに、
「誰に物を言っている」と、当然の如く言った直後に、
両手にパーツを持って「……余った」と、呟くゼロワンには、思わず噴出してしまいました。
その時のフェイスパターンが涙目モードと、さすが芸が細かい!
それと、ケイタに急かされて、投げやりの「着身完了」にも。

救出されたセブンが、迷い悩んでいるけれど、世界よりもセブンだと言い切り、
お前にとってセブンとは何かと問われれば、バディだ。と、躊躇いも無く言ったケイタを、
どうか最後の最後でいいから、思い出して信じて欲しいなっと。
そして、ケイタのささやかな願い、セブンと一緒に滝本さんの墓参りが、叶いますように。
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どう考えても、奴の勝ちだ [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第40話「桐原とサード」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

先月行われた舞浜シネマイクスピアリで、予告が先行上映された3作のうち、
最もインパクトがあったのが、この話でした。
桐原にすがりつくようにして、必死に止めるケイタも、
己の身を投げ出して桐原の拳を止めるサードにも、息を呑みましたが、
「今の桐原は、かつての俺のバディ達と同じだな」と、ゼロワンが過去を語る言葉に絶句。
台詞だけだったので、誰に話しかけているのか不明でしたが、
それほどまでに桐原が追い込まれている状況なのだと、わからせるには充分過ぎて。

13年前に、両親と10歳の弟を殺された桐原。
ネットの犯行予告に使われていたハンドルネーム「アカツキ」を、
桐原はアンダーアンカーに入って追い続けていた。
そして、ついにその犯人を見つけた時、桐原とサード、
ケイタとフォンブレイバー達は……

とにかく、苦しくて切なくてやりきれなくて、ずっしり重い話でした。
今の法律ではどうにも出来ない一面や、
加害者だけでなく被害者までもが、ネタにされてしまう、
今のネットの現実を、残酷なまでに描いている。

「考えろ」と、常々桐原に言っていた滝本。
「私は、彼がこれからどう選択をするのかを、彼に一任します」
警察に通報せずに、桐原に任せると宣告する部長。
「それがエージェントの仕事なんですか」
犯人を殺しかねない桐原を、止めようとしてケイタが言った言葉は、
いずれも桐原を思うがゆえに、重いものばかり。

あれほど大切にしているサードを、二度も投げ捨てた桐原。
それだけで、もう、普通の精神状態じゃないとわかります。
そして、液晶が割れて、ボロボロになったサードが叫ぶ。
「桐原、やめろって言ってんだろ!殺すのか。
そんな頭の悪ぃ事をしでかすなら、おめぇとは今日限りバディの縁を切る!」
あまりのサードの変貌ぶりに、桐原の手が止まると、
「と、言う訳で、わたくしの言いたい事は以上でございます。
桐原様があくまでも一線を越えると言うのなら、わたくし、本日限りでお暇を頂きたく思います。
長々お世話様にございました」
そう挨拶をして、背を向け片足を引きずりながら去っていくサード。

桐原にとってサードはもう、家族と同様の大切なバディで、
初めて逢ったシーンとか、今までの事件での思い出話とか、見ていて胸に響きました。
そういう積み重ねがあるからこそ、彼はサードまで失う事は出来なくて、
何とか思い留まったけれど、ラストの桐原の言葉、
「どう考えても、奴の勝ちだ」が重い。
しかも、単に桐原の過去話だけで終わらせずに、
間明の関与と、これからの暗躍まで匂わせるあたりが……

犯人も桐原も、事件当時16歳、そしてケイタも16歳。
どうか、現実に少年Aである10代の人に見て欲しいと、切に思います。

最後に、桐原がいつもは白なのに、今回は黒の革ジャンだったのは、喪服だからでは。
と、言う意見があって、そう思ったら本気で泣けてしまいました。
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よくも私の大事なシルバーボディを [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第39話「逃げられない恋」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

売れない芸人・カズに一方的に一目惚れされて、
ストーカー被害に悩む瞳子が、ケイタ・セブンを巻き込んで、大暴走。
完璧なギャグ回でしたが、あの手のお笑い系が大の苦手なのと、
笑えないネタ連発に、ちょっと引き気味。
出来れば一度ぐらい、瞳子をメインとした回で、
ケイタとセブンにこれぞプロって姿を、見せつけて欲しかったです。

とんでもない「自己防衛機能」が働く桐原や、
さらっとかわす部長、遠巻きに眺める他のメンバーと、
慣れている面々と違って、瞳子に付き合う破目になってしまい、
「結局、こうなるのか」と、セブンにまで言われるケイタ。
なんだかんだ言っても、ケイタは困っている人を見捨てられないんですよね。

消化剤吹きかけられたり、海老の山葵握り食べさせられたり、
あちこち瞳子に連れ回され、振り回されて、
最後はお笑いにまで連れ出されたケイタも受難でしたが、
セブンもかーなーり悲惨な目に合わされています。

回転寿司の店内では、それだけ危機的状況なのか、
人目がある場所なのにも係わらず、左手のみ解除して、
「や、やめろ麻野。強く押すな」
メール入力している瞳子の手を、ぺしぺしと叩いてやめさせようとする。

「おいおいおいおい、お~い、おいおい。
おのれ、麻野の奴め。よくも私の大事なシルバーボディを」
と、言って泣くセブンのボディは、察しよく逃げたゼロワンの代わりとして、
マジックで黒く乱暴に塗りたくられていた……
その上、デビルKとして脅かしてこいと、瞳子に思い切り放り投げられてしまい、
「まったく、黒く塗りたくるは、ぶん投げるは、いい加減にしろ!」

それでも律儀にカズの前に姿を現すと、
鉄棒で大車輪しながら、謎の歌を歌いつつ、デビルKとして、
「忠告する。瞳子には近付くな。さもなくば、貴様は不幸になる」
……この時点で、既にお笑いです、セブン。

ラストの、ケイタが乗ったエレベーターを見送りつつ、
「私はいかん。二度と麻野とは係わらぬからな」は、まさに真実。

あと、ゼロワンの留守電メッセージ、BGMがアヴェ・マリアと、
第22話「こころのひかり」と同じ脚本家なので、合わせたのでしょうか?
あれは心温まる話だったよな。と、思い出しつつも、
「ゼロワンだ。今留守だ。用件があるなら15秒以内に。わかったな。
お前は圏外だ。繰り返す~」
メッセージそのものは、相変わらず偉そうでしたが。

ANCHORでアップされている、つぶやきセブン「恋」、
今回の後日談になっていて、ちゃんとセブンの横に、
真っ黒に汚れた歯ブラシが置いてあるのには、笑ってしまいました。
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ケータイ捜査官7 File 06 [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 File 06」DVD
・episode18~21
映像特典 特典DISC:押井守監督「圏外の女」ディレクターズカット版

実は、今回はまだ観ていません。
届いたのがイベント前日の23日で、翌日episode21「黒い過去」を、
スクリーンで観られるとあっては、致し方がないかと。

なので、DVDの感想ではありませんが、episode21についてちょっとだけ。
まず、大画面でも見劣りしないTV放送って凄いなっと。
今まで、TVと映画はカメラワークが違う。とか、
ケータイ捜査官は、まるで映画のような撮り方をしている。
そう聞いていたけど、実際にスクリーンで観ると、確かに素人でも納得。

セカンドのフェイスパターンが、
自宅のTV環境だと同系色でわかり辛かったけど、
ゼロワン同様ちゃんとあって、省略されてなかったのは、
いかにも兄弟機って感じで、嬉しかったです。

それと、episode18「URL」
ホラーとオカルト、そしてスプラッタが苦手な私にとって、かーなーりきつい内容でした。
24日のイベント、頑張れば第5回は観られる時間だったのですが、
上映がこの作品だったので、諦めたと言う経緯が。
スクリーンでなんて、恐ろしくてとても無理です……
申し訳ありませんが、好きなシーンだけ飛ばし見する事になりそうです。


これより、個人的・感情的な意見満載になります。
押井監督ファンの方は、読んで不快になると思われますのでご遠慮下さい。

episode19.20「圏外の女 前編. 後編」
引き出しの中で、やさぐれたセブンがルービックキューブを、
足でがしがしやって、面を揃えていた回。
そこだけ、観てもいいかなっと。

ディレクターズカット版には、セブンのシーンが追加されているそうですが、
あまり評判にならない処をみると、カットさせたぐらいですし、
それほど意味が無かったのでしょうか。
押井監督作品としてみる分には、ケータイは不要な存在かもしれませんが。

しかし、私にとってここまで特典が不要且つ割高感を覚える、
ケータイ捜査官のDVDは、無い!
と、思っていたら File 10で、また同じ事、やられるんですよね……
・毎回映像特典「ケイタのはつゆめ」ディレクターズカット版 だそうで。
正直、File 06、10はディレクターズカット版付きを特別版として、
通常版の映像特典付きを出して欲しいです。
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ちゃんと話さなきゃいけない気がして [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第38話「誰かが見ていた」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

警察が仮採用を開始した、「ネットワークカメラ個別認識追跡システム」
それに開発部のキカイ君こと森下が、窃盗をしている映像が記録されていた。
警察へ連行される途中で逃げ出した彼から、連絡を受けたケイタだったが、
犯人を捜す余裕は無く、一緒に逃げる事しか出来なくて、
真犯人は、桐原や他のメンバー達によって、見つけ出されたのだった。
犯行理由も逆恨みによるものと、事件としては割と普通でした。

けれど、キカイ君改め森下君、
第13話 「激震!グラインダー」で初登場した時には、
ご隠居以外の人の名は覚えない、セブンはただの機械扱いと、
自分の研究以外興味無し、周囲に無関心だったのに、
ケイタと一緒に命がけで倉庫から脱出して、
ケイタとセブンに興味を持ってから、世界が広がったのか、
皆の名も覚えて、今ではちゃっかり彼女までいる。

そして、今回の犯人が、自分を恨んでの犯行と知って、
「僕、その人の所に行ってもいいかな」
「行ってどうすんの」
「恨まれてるんだよね。ちゃんと話さなきゃいけない気がして」
そう言える様にまで変わっていた彼の物語として観ると、
何とも味わい深いものがあります。

警察から逃げている途中で、監視カメラが無い場所と言う事で、
2人はあまり人気の無い公園へ行ったけれど、
実は、森下は事件当日は一晩中、ここで彼女と話をしていた。
それを聞いたケイタが、「ちょっとエッチな事考えた?」
「……ちょっとだけ」
この辺りの少年達の青い会話には、思わず笑ってしまいました。
青春してますよね。

犯人の潜伏先では、稼動音と台詞だけで、
セブンのグラインダー着身の様子を中継していたけど、
久々のグラインター「ちゃ~ん」の呼び声があったり、
ケイタの「早くしろよ」まであって、なかなか楽しいシーンでした。

そして、この先の展開を占うような、犯人とケイタの会話。
「お前の発明は暴力そのものだ。まるで武器だ。兵器ロボットだ」
「あんたまだわかんないのか。
どんなにいい発明だろうが、どんなに凄いロボットだろうが、
大切なのはそれを扱う人間なんだよ。そいつが駄目なら、駄目なんだって」
どうか最後まで、ケイタがこの意志を貫いてくれますように。
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何もしていない。君を見ていた [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第37話「ケイタとタツロー」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

タツローと仲違いしたケイタが、同級生やフォンブレイバー達の手助けもあって、
もう一度タツローと話をして、和解してそれぞれの道を行く。と、言う、青春ドラマ仕立て。
派手な事件はありませんでしたが、ケイタに「1人にしてくれと言われた」ので、
そっと黙って後を追い見守っているセブンや、タツローに経緯を伝えに行ったゼロワン。
一緒に学校さぼって話を聞いてくれる優璃。
ケイタが知らない処で、セブンをフォローする桐原とサード。
しっとりとした優しい感じの話となっていました。
とは言え、間明が暗躍し始めているシーンを入れる事により、
嵐の前の静けさであると、知らしめているのですが。

バディを組む事により変わったのは、ケイタだけではなくセブンも同様で、
桐原に「変わったな。セブン」と言われ、今の気持ちは「怖い」のだと知る。
他にも、「私には、わからないと言われた」そうセブンが説明すると、
「なら、わかるように努力しろ」と、桐原から冷たくも温かいアドバイスが。

セブンとの通話後の桐原とサードとの会話は、
「あの2人、どう思う」
「仲良くあって欲しいと思います」
「そうだな」
既に自分達が通った道なのか、いかにも先輩コンビって感じが良かったです。

ケイタが優璃に話す事によって、改めて今の自分と状況を見つめ直している頃、
タツローもゼロワンから、あの富士山で会おうと約束した日に、
ケイタに何が起こったのを聞き、もう一度ケイタと会う事にする。

話してみれば、やはりケイタはケイタだった訳で、変わらない部分はちゃんとあった。
でも、タツローがセブンを仕事の道具と言ったら、
即座にケイタが、「道具じゃない、バディだ。俺の相棒」と、答えた時に、
ケイタと自分の今の立ち位置は違うと、はっきりわかったんだと思う。
別れ際に「頑張れ」と言っていたけど、それはタツロー自身にも言える事。
これからどう変わっていくのか、ケイタとの友情が続くのかはわからないけれど、
ケイタに負けない良い男になれるのかは、本人次第。

タツローと別れて、セブンに「今から帰る」と電話したのに、
「その必要は無い」と、街灯の上から返事をするセブン。
「何してんだ、そこで」
「何もしていない。君を見ていた」
モバイルフォームに変形したのに、セブンの片足が伸びたままなので、
「足、どうしたんだ」と、ケイタが訊くと、
「なんでもない。濡れただけだ」
「なんでもなくない、馬鹿」
この一連の会話だけで、水に濡れるのをあれだけ嫌うセブンが、
ずっと雨の中も自分を見守っていたのが、ケイタに伝わり、
しかも、互いに相手を思いやるがゆえの強がりの言葉に、思わず目が潤んでしまいました。
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ロットが近い間柄ではないか [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第36話「ともだち」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

第1話で、富士山で会おう。と、約束をして、
その後も何度か電話していたケイタの親友タツローが、満を持して登場。

今回は事件そのものは怪しい宗教モノで、また洗脳ネタですか。
と、脚本家に突っ込み入れたくなりましたが、
それよりも、ケイタとタツローのお互いの気持ちのすれ違いっぷりが、
見ていて切なかったです。
最初にタツローと久々に会えるって事で、自転車を漕いでいる最中も、
セブンに「バディ、その表情はいささか不気味だ」と、言われるぐらい喜んでいたのに。

でも、ケイタのように転校って場合の他にも、学生時代はわいわいやっていたのに、
卒業後、全く違う方面に進んだ友人と久々に会ったら、妙に話が噛み合わなくなっていた。
そういうのって、結構身近にある気がします。
第9話「バディシステム」で、セブンがケイタに語った、
「環境が変わり、君自身も変わってきた。
もはや、友人と旅を計画していた時とは違うのだ」
まさに、その言葉どおり、変わったケイタと、変わらないタツロー。

「何で今まで言ってくれなかったんだよ。俺達、親友じゃなかったのかよ」
「ごめん」
ずっと、黙っていた事に対して、タツローに謝ることしか出来ないケイタ。
「やっぱ無理なんだよ、変わるなんて」
「ケイタ、お前変わったな」
と、言われてしまい、橋の上でタツローを見送るしかないケイタの後姿も、
「バディ」「やめておけ」
ゼロワンに止められ、欄干の上で佇むセブンの姿も、何ともやるせなくて。

でもセブン曰く、「君達は、ロットが近い間柄(=幼馴染み)ではないか」
ケイタもタツローも、強情なのはお互いさまって性格のようですが、
微妙にすれ違ってしまった2人の間を、歩くケータイ達が、
どのように繋いでいくのか。来週が楽しみです。

そして、ちょっとした小ネタは相変わらずで、
捜査7課の刑事さんの愛称が「都市伝説刑事だ」とか、
ケイタのピンチに、ソリッド着身したセブンが颯爽と現れ、
「フォンブレイバー7、推参!」と、ポーズまで決めてみせたけど、
「何、カッコつけてんだ。おせーよ」
実は、ケイタの背中の上だったのには、笑ってしまいました。
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