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ちゃんと話さなきゃいけない気がして [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第38話「誰かが見ていた」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

警察が仮採用を開始した、「ネットワークカメラ個別認識追跡システム」
それに開発部のキカイ君こと森下が、窃盗をしている映像が記録されていた。
警察へ連行される途中で逃げ出した彼から、連絡を受けたケイタだったが、
犯人を捜す余裕は無く、一緒に逃げる事しか出来なくて、
真犯人は、桐原や他のメンバー達によって、見つけ出されたのだった。
犯行理由も逆恨みによるものと、事件としては割と普通でした。

けれど、キカイ君改め森下君、
第13話 「激震!グラインダー」で初登場した時には、
ご隠居以外の人の名は覚えない、セブンはただの機械扱いと、
自分の研究以外興味無し、周囲に無関心だったのに、
ケイタと一緒に命がけで倉庫から脱出して、
ケイタとセブンに興味を持ってから、世界が広がったのか、
皆の名も覚えて、今ではちゃっかり彼女までいる。

そして、今回の犯人が、自分を恨んでの犯行と知って、
「僕、その人の所に行ってもいいかな」
「行ってどうすんの」
「恨まれてるんだよね。ちゃんと話さなきゃいけない気がして」
そう言える様にまで変わっていた彼の物語として観ると、
何とも味わい深いものがあります。

警察から逃げている途中で、監視カメラが無い場所と言う事で、
2人はあまり人気の無い公園へ行ったけれど、
実は、森下は事件当日は一晩中、ここで彼女と話をしていた。
それを聞いたケイタが、「ちょっとエッチな事考えた?」
「……ちょっとだけ」
この辺りの少年達の青い会話には、思わず笑ってしまいました。
青春してますよね。

犯人の潜伏先では、稼動音と台詞だけで、
セブンのグラインダー着身の様子を中継していたけど、
久々のグラインター「ちゃ~ん」の呼び声があったり、
ケイタの「早くしろよ」まであって、なかなか楽しいシーンでした。

そして、この先の展開を占うような、犯人とケイタの会話。
「お前の発明は暴力そのものだ。まるで武器だ。兵器ロボットだ」
「あんたまだわかんないのか。
どんなにいい発明だろうが、どんなに凄いロボットだろうが、
大切なのはそれを扱う人間なんだよ。そいつが駄目なら、駄目なんだって」
どうか最後まで、ケイタがこの意志を貫いてくれますように。
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