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何もしていない。君を見ていた [ケータイ捜査官7 感想]

ケータイ捜査官7 第37話「ケイタとタツロー」
あらすじは、テレビ東京:ケータイ捜査官7 バックナンバー 参照。

タツローと仲違いしたケイタが、同級生やフォンブレイバー達の手助けもあって、
もう一度タツローと話をして、和解してそれぞれの道を行く。と、言う、青春ドラマ仕立て。
派手な事件はありませんでしたが、ケイタに「1人にしてくれと言われた」ので、
そっと黙って後を追い見守っているセブンや、タツローに経緯を伝えに行ったゼロワン。
一緒に学校さぼって話を聞いてくれる優璃。
ケイタが知らない処で、セブンをフォローする桐原とサード。
しっとりとした優しい感じの話となっていました。
とは言え、間明が暗躍し始めているシーンを入れる事により、
嵐の前の静けさであると、知らしめているのですが。

バディを組む事により変わったのは、ケイタだけではなくセブンも同様で、
桐原に「変わったな。セブン」と言われ、今の気持ちは「怖い」のだと知る。
他にも、「私には、わからないと言われた」そうセブンが説明すると、
「なら、わかるように努力しろ」と、桐原から冷たくも温かいアドバイスが。

セブンとの通話後の桐原とサードとの会話は、
「あの2人、どう思う」
「仲良くあって欲しいと思います」
「そうだな」
既に自分達が通った道なのか、いかにも先輩コンビって感じが良かったです。

ケイタが優璃に話す事によって、改めて今の自分と状況を見つめ直している頃、
タツローもゼロワンから、あの富士山で会おうと約束した日に、
ケイタに何が起こったのを聞き、もう一度ケイタと会う事にする。

話してみれば、やはりケイタはケイタだった訳で、変わらない部分はちゃんとあった。
でも、タツローがセブンを仕事の道具と言ったら、
即座にケイタが、「道具じゃない、バディだ。俺の相棒」と、答えた時に、
ケイタと自分の今の立ち位置は違うと、はっきりわかったんだと思う。
別れ際に「頑張れ」と言っていたけど、それはタツロー自身にも言える事。
これからどう変わっていくのか、ケイタとの友情が続くのかはわからないけれど、
ケイタに負けない良い男になれるのかは、本人次第。

タツローと別れて、セブンに「今から帰る」と電話したのに、
「その必要は無い」と、街灯の上から返事をするセブン。
「何してんだ、そこで」
「何もしていない。君を見ていた」
モバイルフォームに変形したのに、セブンの片足が伸びたままなので、
「足、どうしたんだ」と、ケイタが訊くと、
「なんでもない。濡れただけだ」
「なんでもなくない、馬鹿」
この一連の会話だけで、水に濡れるのをあれだけ嫌うセブンが、
ずっと雨の中も自分を見守っていたのが、ケイタに伝わり、
しかも、互いに相手を思いやるがゆえの強がりの言葉に、思わず目が潤んでしまいました。
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