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一日限りのあかつきトークライブ [あかつきトークライブ]

2/26に開催された、一日限りのあかつきトークライブ
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コロナ禍とあって、以前のような実習は無く、
今年度末でご勇退される中村正人先生による講演と、
質問コーナーとなりました。
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金星探査機カメラ群の基礎設計に関するお話。
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協力先からは、もっとハイスペックなものにした方がと、
言われたそうですが、感度が高ければ良いって訳ではないと。
宇宙で使うには、最先端ではなくて実証された、
確実なものだと、以前聞いたような……
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それぞれのカメラによる画像
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軌道への投入失敗。
あの日は職場でこっそりチェックしていたけど、衝撃でした。
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そして再チャレンジとなりましたが、どうする?「あかつき」チーム
という事で、小学生の道徳の本に掲載されたそうです。
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……本音と建て前って、大事だなぁ。

再チャレンジまでの5年間
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これからの金星探査
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ESAやNASAの計画が進んでいるんだなっと思ったら、
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まだ検討段階みたいですが、是非とも実現して欲しいです。

まとめ
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現在活動中の「あかつき」ですが、計算上の燃料はゼロ。
なので、あと1~2年なのではないかとの事でした。

あかつきトークライブの開催記録
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参加したのは15回、いずれも得難い経験でした。
本当にありがとうございました。

追記(3/5)
相模原市立博物館のネットで楽しむ博物館で、
この時の動画がアップされています。
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金星探査機あかつきトークライブ番外編 その2 [あかつきトークライブ]

記念撮影時のあかつきくん。
豆乳は「投入」成功を願って「豆乳鍋」食べたと言う由来から。
桃のジュースは原料が桃のあかつき。
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実習「スーパーローテーションを求めてみよう」
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配られた用紙と説明を聞いて、いざ始めようとした際に、
同じテーブルに着いた人から上がる声「これ、前にやった事がなかったっけ」
そう、あかつきトークライブ6の実習で、風速を求めた事があったのです。
傍にいたスタッフの方から、良く覚えていますねと言われると、
前回は白黒だった、ビーナスエクスプレスの画像だったとか、
今回はあかつきの画像でリベンジ出来るなど、盛り上がりました。
あかつきトークライブの実習が、いかにありがたく貴重だったのかとも。

実際にやってみました。追跡する模様を選び、枠で囲む。
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計算用紙に当てはめて、計算。自前の携帯では桁が足りなかった……
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各自の計算結果。配られた資料は何十もパターンがあり、
同じ資料でも選ぶ模様(緯度・経度)が違えば異なる結果となるのは、
地球に置き換えて考えてみれば、おかしくない訳で。
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こうして莫大な資料の中から、法則を見つけ出していく苦労を、
ささやかながら体験させて頂きました。

ポストカードはクリスマス使用。
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カレンダーは非売品。
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半ば冗談っぽくネトオクに流さないで下さいと言ってましたが、
3・4月があかつき撮影の金星とあっては、
今回参加した人達は勿体なくて、誰も手放せないハズ。

さすがに次のあかつきトークライブは、出来るかわからないそうですが、
何年後かにあったらいいなと、気長にお待ちしています。
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金星探査機あかつきトークライブ番外編 その1 [あかつきトークライブ]

2年ぶりに開催された、金星探査機あかつきトークライブ番外編。
開場時間前に着いたのに、既に列が出来ていました。
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受付のトナカイあかつきくん
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講演は2つで、最初は中村PMの「あかつき金星到着の頃」
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ミッションの目的のあと、あかつきの製作について、
説明があったのですが、ここまでやってもトラブルが防げない、
想定外の事が起こる厳しい現実……
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失敗した理由として、実績があるという油断。
似たようなことをしたことがあるでは駄目だっと。
5年間、厳しい熱環境に耐えたあかつき。
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2015.12.7の投入では、当初の2015.11.22だと金星激突。
重力ブレーキ方式投入だと5%の確立、VOI-R1のRはリベンジ。
(VOI Venus Orbit Insertion 金星周回軌道投入マヌーバ)
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ちなみに当日12時の記者会見は、既に祝杯を開けた後だったそうです。

今村 剛 プロジェクトサイエンティストの「あかつきが金星で見たもの」
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金星気象衛星が誕生したとの表現に、納得。
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謎の風、スーパーローテーション、
金星は何故、硫酸の雲に覆われているのか。
5台のカメラが捉えた画像と成果の解説がありました。
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中間赤外カメラが発見した巨大な弓状構造は、
・地形と関係しているらしい。
・何故か午後から夕方しか現れない。
南北極で回転するホットスポット
・周期2~3日で極の周り回転。周期が徐々に変化。
それと、スーパーローテーションについては、こんな話も。
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あかつきの観測により、スーパーローテーションの理解も射程に入ってきて、
精緻な大気循環の研究が、これから始まるそうです。
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金星探査機あかつきトークライブ20 その2 [あかつきトークライブ]

あかつきくん、ハロウィンヴァージョン。
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手前にある旗は、参加者有志から講演の後に、
花束や色紙寄せ書きと共に、関係者の方々へ贈られました。
60人以上の方々の寄せ書きといい、圧巻でした。
……叶うものなら、私も参加したかったなぁ。

お茶会で配られたケーキ。
時間が押せ押せだったのですが、写真撮影タイムを設けてくれました。
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皆勤賞の方への景品。
お茶会の時、見せて頂きました。
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中身は各回で配付されたホストカードで、講師の方のサイン入り。

20回中15回参加させて頂きましたが、講演と実習が体験出来て、
まさに一粒で二度美味しい、トークライブでした。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
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金星探査機あかつきトークライブ20 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ20に行ってきました。
2012.08.05から始まりましたが、ついに今回が最終回。
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いつもは講演と実習ですが、今回は講演が2つとなりました。
「金星と地球の環境はなぜ違うのか?」
講師はリー・ヨンジュ先生。
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韓国の方ですが、金星環境の研究をしていて、
ビーナスエクスプレスから、あかつきチームとなったらしい。
日本語での講演は、初めてだったそうですが、
資料を使っての説明ではほとんど問題無くて、最後の質問コーナーで、
大月先生が質問の内容を、英語で説明したぐらいでした。

ガリレオから始まる、金星観測の歴史、
地上からの観測から、探査機による変容。
ソビエトのベネラ4・7・13・14号により、明かされていく苛酷な環境。
遠い昔、海があった金星は、どのように気候が変化していったのか。
太陽の光度が増し、海が蒸発し、暴走温室効果等々。

ちなみに、金星は今も変化していて、最近でもビーナスエクスプレスが、
・火山活動と推定された温度の変化
・二酸化硫黄の量の変化
・紫外線の雲画像のコントラストの変化
・スーパーローテーションの変化
を観測しているそうです。

「日本の宇宙開発-日本の科学衛星とともに-」
講師は井上浩三郎先生(JAXA)
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宇宙研の科学衛星にずっと係わってきた方でして、
生きた化石(ご本人談)には、ちょっと待った~!状態でした。

色んなエピソード満載で、時間が全く足りません。
ペンシルロケットからおおすみの創成期の話。
道川のロケット打上、国際地球観測年に参加した、高度60kmを越えたK-6、
打上失敗のK-8-10、爆発した時の写真は白黒でしたが凄かった。
内之浦、おおすみが5度目に成功するまで、どのような失敗があったのか。
成功した時の打上げシークエンスを含めての説明。

科学衛星と探査機は、ハレー艦隊のところで時間切れでしたが、
かーなーり飛ばして話を進めていて、資料画像の撮影も時に連写状態なのに、
とにかく話し上手で、面白くて、もっと続きを聞いていたかったほど。
裏話はどこまで書いて大丈夫なのかわからないので、略。
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金星探査機あかつきトークライブ19 その2 [あかつきトークライブ]

実習は回転水槽実験。
7月の相模原キャンパス特別公開でも行われていたそうです。
見逃してしまっていただけに、とてもありがたかった。

まずはコリオリ力の確認で、オレンジ色のボールを転がして、
図のように弧を描いて見えるのか、実験。
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回転台に水槽を載せる。
・水槽は同心円状に3つの領域に区切られている
(水槽の中にケーキの焼型と、ジュース缶が入っている)
・「内側」と「まんなか」と「外側」
「内側」は氷水で冷やし、「外側」は熱湯で暖め、「まんなか」は常温の水を入れて、
水槽全体を回転させると言うもの。
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動画では無いのでわかりづらいのですが、渦を描いています。
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回転方向に流れが出来る→地球の偏西風。
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これが最後のあかつきトークライブは、10月24日(土)13:30から。
講師はお二人になる予定との事です。
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金星探査機あかつきトークライブ19 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ19に行ってきました。
夏休み最後の日曜なのもあってか、100人超えの盛況ぶり。
会場入りして席に座ってからしばらくして、ふと後ろを振り返ると、
椅子も人も増えていて、びっくりしました。

今回のテーマは「金星探査機『あかつき』のこれまでの総復習!」
講師は大月祥子先生(専修大学)
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いつもは司会を担当されている大月先生。
司会も兼ねての講演と言う、大変な役どころでした。

まず、金星についての説明。
直径、質量、密度は地球に近く、太陽系内の双子惑星。
けれど、自転周期は243日で自転の向きは逆、雲に覆われ、地面は見えず。
スーパーローテーションや、気温や気圧等々。

続いて、金星探査の歴史。
古代から地上からの観測で、こちらは1960年代頃の状況。
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宇宙からの観測
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これだけの機体が金星へ向かっていて、月・火星に続く数。
あと赤外線技術の発達により、雲の下の大気の様子を見る方法が発見されて、
新しい世界が広がったそうです。

あかつきのこれまでは、画像・映像を使っての説明。
HⅡ-Aロケット17号機の縦割り図。
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組立の様子や、振動実験などがありましたが、その日付が2010.01.04からで、
当然、お正月休みは無かったそうです……

今回のあかつきくんは、祭りだワッショイヴァージョン
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毎度毎度、衣装・小道具揃えご苦労様です。
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金星探査機あかつきトークライブ18 その2 [あかつきトークライブ]

実習は、ハニカム構造を紙で作成しました。
軽量化の為、機体パネルにも使われている、正六角形のハニカムコア。
蜂の巣でお馴染みの形です。

ハニカムコアの作り方と、実習で使用した用紙。
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切り取って組み立てるのですが、立体把握能力に欠ける為、意外と難しい。
残念ながら働き蜂にはなれなくて、一緒に作成している方々と共に、
クイーン・ビー(女王蜂)モードへ移行しました。

手取り教えてもらって、出来た完成品はこんな感じ。
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ハニカムコアのモデル。
これを薄い板で挟んだものが、ハニカムサンドイッチ構造。
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ハニカムコアと、ハニカムサンドイッチ構造。
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下敷きになっているのは、皆の作品の合体版です。
金属製のを載せても潰れないのは、上からの力に強く、横からの力に弱いから。

次回のトークライブは、8月30日(日)10:00から。
もし講師が見つからなければ、大月先生の講演になるかもしれないとの事。
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金星探査機あかつきトークライブ18 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ18に行ってきました。
朝10時からなので、9時半前に淵野辺駅から歩いていたら、
途中の道で、園児を迎えに来た幼稚園バスと遭遇。
日曜なのに何故!?と、思いましたが、父の日参観だったようです。

今回のテーマは「探査機の構造」
講師は奥泉信克先生(JAXA)
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構造系の役割、機体を開発する
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この後、機体の組み立ての順序、搭載機器の配置、推進系の配置、
探査機とロケットの結合・分離、機体パネルの製造と、
図・写真のスライドを使って説明されたのですが、目が悪いので細部が見えない。
あかつき資料集として、纏めて発売して欲しいと本気で思いました。
搭載機器の配置は、あかつきペーパークラフトの裏面参照。

打ち上げによる加速度、音響、振動、衝撃に対して、
それらに耐えられるように機体や搭載機器を設計、製造、試験で確認。
あかつきの場合、H-2Aロケット対応となります。

あかつき構造系開発の主な流れ
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構造モデル試験は、FM機械環境・振動・音響・PAF分離衝撃・
質量特性など、多岐に渡ります。
振動試験の動画、徐々に速度を上げていくのですが、高速になると、
細やかな動き過ぎて、目では動いているのか良くわからない。
でも、振動音は次第に増して聞こえてくると言う現象。

あかつきの最初に計画された打ち上げ形態
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この隙っぷりでは、確かにおもりが必要かと。
だからIKAROSは未完成でも、おもりの刑で打ち上げされる予定だったそうですし。

ちなみに、構造系の役割は機体の開発なので、
探査機・衛星がロケットで打ち上げられ、バドルを開いたらお役御免とか。

あと、ランチタイムの時に、今まで手がけた機体について質問した人がいまして、
大変だったのはあかつきとIKAROS、と、言われた途端、その場の全員が納得。
2機平行しての作業な上、打ち上げが一緒、つまり期限も一緒って事で……

今回のあかつきくんは、一足早いサマーバケーションヴァージョン。
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短冊にはこの後、沢山の短冊が吊るされましたが、
願い事の大半は、あかつきに対して祈るものでした。
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金星探査機あかつきトークライブ17 おまけ [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブのランチの後、
相模原キャンパスの展示を観に行きました。
模型へ添付されたコメント、今ならではの物が幾つかありました。

小型ソーラー電力セイル実証機IKAROS、冬眠中。
まだ、運用終了ではありません。
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金星探査機あかつき。
軌道投入再チャレンジ、2015年12月7日決定!
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磁気圏観測衛星あけぼの、運用終了のお知らせ。
あけぼのは、4月18日に運用終了致しました、
磁気圏観測衛星「あけぼの」の運用終了について
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は平成27(2015)年4月23日15:59より
磁気圏観測衛星「あけぼの」(EXOS-D)の停波作業を実施し、
これをもって同衛星の運用を終了したことをお知らせいたします。
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そして、あけぼのの模型の後ろには、
来年度打ち上げ予定のジオスペース探査衛星ERGのポスター。
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