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タイトルは台詞から W編 [仮面ライダーW]

仮面ライダーWのレビュー、第1話の放送から観ていましたが、
書き出したのは第5話が放映されてからでした。
なので、第5話までは一日1話、第6話からは毎週と、
ちょっと変則的なスタートでしたが、
最終話まで無事、書き続けられて良かったです。
結局、DVDは購入するし、夏の映画は4回観に行くしと、
最後までダブルに思いっ切り嵌っています。

本放送レビューのタイトルですが、その回の印象的で、
短く纏められる台詞を使わせて頂きました。
誰の台詞だったのか、集計してみた処、
フィリップ 16回
(1.3.6.7.11.12.19.21.22.23.28.30.31.32.47.48)
翔太郎 12回
(2.4.10.15.24.27.41.42.43.45.46)
亜樹子 7回
(5.8.9.13.17.20.40)
冴子 4回
(16.25.34.49)
照井 3回
(33.35.44)
若菜 2回
(14.39) 
琉兵衛 2回
(29.38)
霧彦(18)里香子(26)凪(36)イナゴの女(37)  各1回

探偵事務所組が7割を占める結果となりました。
やはり、主役+所長さまは強し。
ちょっと妙な言い回しのものは、フィリップか亜樹子がほとんどで、
意外だったのが、照井より冴子の方が多かった事。
最終回、まさか彼女となるとは。

あれこれ悩んだり、あっさり決まったりと、色々ありましたが、
迷う時の傾向として、三条脚本だと候補があり過ぎて、
長谷川脚本だと、その回らしい短めの台詞が無いからと言った感じでした。
文字数制限しなければ、もうちょっと楽だったでしょう。
謎解きの時など、とにかく長い台詞が多くて切れないんですよね。
そして、決め台詞は話数が不明になるので、逆に使えなかったと言う……

番組名と話数をタイトルにすれば、悩まずに済むのですが、
タイトルだけで私には、どの話かわかるので、
次にレビューする事があるのか不明ですが、この形式のままになりそうです。
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これからも風都を守る風でいなさい [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 最終話「Eにさよなら/この街の正義に花束を」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

フィリップが消滅してから1年、風都タワーも再建されていた。
そんなある日、探偵事務所にやってきた少年から、
姉を取り戻して欲しいと、依頼されたのだが……

最初の最終回(46話)、実質的な最終回(48話)に続き、
今回が本当の最終回。と、呼びたくなるような状況。
ハッピーorバットエンド、フィリップの復活はどうなるのか。
ネタバレを出来る限り見ずに、放映を待ちわびた1週間でした。

翔太郎が言ったミック用だと思われる猫缶の名前、良く聞き取れなかったのですが、
「レジェンド・デリシャス・ゴールデン缶」と判明。
探偵事務所の人間より、高級品食べているような気がします。
でも、これだけでフィリップがいなくなった後も、
ちゃんと事務所に居着いているとわかるのが、嬉しい。

イラっとくるような、自分は子供だからと他人任せな依頼人の少年。
でも、翔太郎と行動を共にしていくうちに、少しずつ意識が変わっていく。
それはかつて未熟だった翔太郎が辿ってきた道でもあると。
だから、少年と姉と亜樹子を庇ってドーパントに撃たれた時は、
ビギンズナイトのおやっさんを思い起こさせる。

そこで、満を持して登場するのが、エクストリームメモリ。
エナジーの攻撃を受け止めた上、フィリップ復活まで果たしてしまう。
「やあ、翔太郎」
……本気で、もう少し気の利いた言葉をかけてあげて欲しいと、思ってしまいました。
目の前で何が起こっているのかわからず、唖然している翔太郎達に、
「1年前、若菜姉さんが僕に体をくれたんだ」と、説明を始めるフィリップ。

ここでやられたっと思ったのが、若菜が出てくるシーンと、現在との時間差。
病室での会話や、翔太郎とアクセルの前から緑色の粒子となって消えたり、
シュラウドの最期を看取ってから、ビルの上で再起動の為の全てを閲覧していましたが、
後ろにある建設途中の風都タワーで、それが過去だと示していたんですね。
最初にフォーカスがぼやけた感じが入っているのは、
それが過去だったからだと、気付いていませんでした。

最後の園咲家勢揃いは圧巻でした。
本来は、こんなに仲の良い家族だったっと、残されるフィリップに告げているようで。
「人類の未来の為に、地球を変えるのは園咲の使命。
でも、一番相応しいのは私じゃない。誰よりも優しいあなたよ、来人」と、若菜。
「答えは そのうち見つかるわ。
とりあえず、これからも風都を守る風でいなさい」これは冴子。
「私達は地球に選ばれた家族だからね。この地球の中から、お前を見守っているよ」
穏やかな顔で語りかける琉兵衛。
弟に最後の別れを告げると泣き出してしまった妹を、優しく抱きしめる姉。
笑顔の父と、表情は見えないけれど満ち足りた雰囲気の母。
フィリップにとって、最後の家族の記憶が幸せなものとなって、良かった……

復活後のフィリップが、依頼人の少年に向かって、
「青山晶、君の事は既に検索済みさ……良く頑張ったね」
ここは地味に感動しました。
第1話で、風都に着たばかりの亜樹子に対して、
検索済みだから、「もう興味も沸かない」と、言い切っていた彼が、
子供に労わりの言葉をかけられるようになっていた。
悪魔ではなく、人になったんだなっと。

その後の翔太郎を始めとする仲間達の喜び様と、
久々に変身後、ノリノリでフォームチェンジをして、
エナジーをぼっこぼこにするダブルは、嬉しくて、楽しかった。
マキシマムドライブは、第1話で見ていて目が点になった、ジョーカーエクストリーム。
そして、「さあ、お前の罪を数えろ!」でフィナーレ。

後日談のエピローグ風でありながら、探偵業と仮面ライダーをこなし、
フィリップ復活の理由付けも、しっかりと示す。
でも、大元を倒した筈なのに、ガイアメモリ犯罪は無くならず、
仮面ライダーダブルの戦いは、これからも続いていく。
人の世に悪が無くなる事はないから、探偵兼街のヒーローは、
己の意思がある限り、人と風都を守るために戦い続けるのだと。
いかにも地に足が着いたダブルらしい最終回でした。

ダブルは色んなモチーフを上手く活用していて、
翔太郎が切り札、ジョーカーであるとは、マネーの回の神経衰弱から、
夏の劇場版、仮面ライダージョーカーと、何度も出てきていますが、
フィリップが疾風、サイクロンである由来は特に語られていませんでした。
でも最後になって、これからも風都を守る風でいるようにとの、家族からの言葉。
それはさながら、風都と言う街で切り札が、風を得る物語のようで。

思えば第1話のアバン、女性のスキャットの流れる中、炎の中に立ち尽くし、
OPの夜のビルの上から、マフラーを棚引かせて、
街を見下ろすダブルへ続くインパクトは、物凄いものがありましたが、
その時の期待を裏切らず、1年間楽しく拝見させて頂きました。
単なる説明不足を、謎や伏線と勘違いしているような仮面ライダーが多い中、
軸をぶらさずに終わったのは、評価に値すると思います。
役者さんを始めとした全スタッフの方々、ありがとうございました。
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これを閉じても僕達は永遠に相棒さ [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第48話「残されたU/永遠の相棒」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

ユートピアにやられそうになっていた翔太郎達を助けたのは、タブーだった。
だが、あっさりとタブーを打ち破り、若菜と冴子を連れ去ってしまう。
そして、フィリップの動揺を誘う為に、風都の仲間達を次々と手にかけていく。

今回がダブルとして実質的な最終回。と、聞いていましたし、
サブタイトルの「残されたU」は、ドーパントのユートピアだけでなく、
W(double U)が「二重のU」の意味なので、翔太郎を指しているとしか思えず、
覚悟はしていましたが、やはり途中から涙腺決壊で、タオル片手に鑑賞。

翔太郎がユートピアにやられた亜樹子とフィリップを事務所に残して、
またも1人でステンドプレイ?と、思ったら、実はユートピアと戦う為では無く、
フィリップからの依頼、「若菜姉さんを探して、助けだして欲しい」を果たす為だった。
しかし、生身のままでおやっさんの帽子と共に、ガジェットを総動員して、
若菜を助け出した上、施設まで破壊するとは、かーなーり凄いのでは。

加頭がNEVERで、何度も口にした冴子への愛の言葉が、実は本心だったとか、
冴子じゃなくても信じられないとしか言えませんが、園咲家の者としてのプライドと、
妹を逃がす為にユートピアに挑み、敗れたタブー。
「私、若菜を助けようとして死ぬなんて……あんな憎んだ妹を。最低」
そう言って、目を見開いたまま息絶えた冴子ですが、姉弟の中で幸せな家族の思い出を、
最も持っているのが長子である彼女であり、結局、家族を憎みきれなかった哀しさ。
あっさりと夫を殺したり、フィリップを物扱いしたり、他にも色々な悪事をやっていて、
その報いを受けたわけですが、命乞いせず散っていく様は、まさに女王でした。
そして、「若菜姫は任せろ」と言って、冴子の目蓋を閉じてあげる翔太郎の優しさ……

これが最後となるダブルへの変身を前に、ユートピアに対して、
「たとえお前らがどんなに強大な悪でも、風都を泣かせる奴は許さねえ。
身体1つになっても喰らいついて倒す!」
「その心そのものが仮面ライダーなんだ」
「この街には仮面ライダーがいる事を忘れんな」
翔太郎とフィリップが語ったのは、風都の人達が名付けてくれた「仮面ライダー」
ずっと風都を守って戦ってきた彼らだけに、真実味のある言葉。

ユートピアの能力とは、人間の希望、願望など生きる為の感情を、
吸い取って自分の力にしてしまうものだが、ダブルとの戦いでは、
逆に許容量オーバーで、自分がダメージを負ってしまう。
アクセルは精神波攻撃に強い体質だから、肉体的な大怪我だけで済み、
ダブルには2人の精神が共にあり、これが最後だと決意と覚悟を決めているから。
と、素直に納得してしまう理由付けでした。

戦闘が終わり、別れを告げた後、変身解除をフィリップが行おうとしたが、
「俺の手で、やらせてくれ」と、翔太郎。
フィリップはもし変身しなくても、いずれは消えるのだったとわかっていても、
やはりドライバーにかけた手を動かす事は、直ぐには出来なくて。
「大丈夫。これを閉じても僕達は永遠に相棒さ。この地球がなくならない限り」
2人のやりとりのバックに流れるのは、Cyclone Effect acoustic edit.
サイクロンジョーカーのテーマであり、歌詞がこれまた合っていて、
泣きながら見送る翔太郎、泣きながら消滅していくフィリップの、
やりきれなさ、切なさ、哀しさも倍増しとなっていました。

ラストに開けたフィリップからのプレゼントの中身は、
愛用の本とロストドライバーで、迷わず、本を手に取る翔太郎。
地球の本棚とリンクしているフィリップ以外の人には、白紙の本でしたが、
最後のページに直筆で、翔太郎に贈る言葉が書いてあり、
「僕の好きだった街をよろしく 仮面ライダー 左翔太郎! 君の相棒より」
……翔太郎じゃなくても、これは泣けます。

一年を通して、翔太郎とフィリップ、風都に対する想いを描いてきたダブル。
最後は、残される翔太郎と消えゆくフィリップ、2人の別れ。
入院中の照井、亜樹子はユートピアに襲われてリタイヤと、
動けるのはメインの2人と、園咲家の姉妹と加頭だけなので、
様々に揺れ動く彼らの心境を中心に描く話に。
リアルタイムで見続けただけに、思い入れも一入となりました。

1年後となる次回で最終回。
早く観たくもあり、これで終わりだ。と、宣言されただけに、
番組終了を惜しむ気持ちがあって、いささか複雑な心境で待つ事になりそうです。
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大好きさ。街も、皆も [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第47話「残されたU/フィリップからの依頼」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

崩壊した園咲家跡から、フィリップの為にミックを見つけ出した翔太郎に、
フィリップは若菜を見つけ出して助け出すよう、依頼するが
これが、フィリップの最初で最後の依頼だった……

ミュージアムのトップであり、園咲家の家長だった琉兵衛の死で、
ガイアインパクトの計画は消滅したかと思いきや、
ユートピアのガイアメモリを持つスポンサーの財団Xの幹部が、
そのまま継続していて、鍵を握るのは、意識を失ったままの若菜と、
彼女と繋がっているフィリップ。

主役が一度も変身しない、異例の回でした。
その代わり、アクセルが2回変身して、最後は派手に焼かれてましたが……
ユートピアの能力は単に重力を操るだけでは無いのが恐ろしい処ですが、
何より問題は、ダブルになれるのがあと一回だけの状況。

「僕らは地球に近づきすぎたんだ。今度ダブルになったら、
僕の体は完全に消え、地球の記憶の一部となってしまうだろう。
でも姉さんを救ってからであれば、悔いはない」
自分が消滅してしまうのを、既に受け入れているフィリップ。
照井や亜樹子が避けられないのと聞いても、回避出来ないから諦めてくれと。

一方、それに抗おうとする翔太郎。
おやっさんから託されたビギンズナイトから2年、
亜樹子が所長となってからは1年、ずっと相棒としてした唯一無二の存在を、
ダブルになる事で、自分が消滅させると言う現実。
フィリップの母であるシュラウドに確認しに行くけれど、
「あの子を、安心して笑顔で消えられるようにしてあげて欲しい。
それが今、あの子を救うと言う事。頼む、左翔太郎」
打つ手は無いから、せめて最期だけはと頼まれてしまう。

先週の予告などから、大体こんな流れになるだろうとわかっていながら、
このあたりから、涙腺が緩み出してきました。
相棒である翔太郎は勿論、シュラウドにとってフィリップは息子であって、
夫の手から取り戻す為に、ビギンズナイトで鳴海壮吉に依頼したり、
あれこれやってきたのに、もう1度、息子の死を見なくてはならない訳で。

そして、亜樹子は自分の出来る事は何かと考え、
「フィリップ君に、思い出たくさんあげなくちゃ」と、皆を呼んでパーティーを開く。
翔太郎とは立ち居地が違いますが、現実を受け止め、
即座に行動を起こす彼女のしなやかな優しさ。
「僕は、人との付き合いに興味が無かった。悪魔みたいな奴だった。
でも、翔太郎に連れられて、この風都に来て……」
「今では、どうなの?」
「大好きさ。街も、皆も」
フィリップがちょっと照れたように笑ったのが、切なかったです。

あと、気になるのは、黒若菜になった理由と、タブーメモリの能力。
ビギンズナイトフィリップ救出の依頼者がシュラウドだったと、
ここにきて明かしたのだし、若菜の態度の変化も説明してくれると期待してます。
そして、この終盤に冴子の手にタブーが戻ったと言う事は、単に空を飛んで、
光の玉を投げつけるだけじゃない、名に相応しい能力があるんですよね。

バディもので最後に訪れる別れは、主役の次の成長に繋がるので、
過去の作品にもありましたが、一年通してじっくりと信頼関係を描いてきただけに、
単なる別離ではなく消滅と言うのは、結構つらいものがあります。
一時は消えたけれど、手書き札持って復活した電王のイマジン達のようになるのか、
バディの手の中で消滅していった、ケータイ捜査官のセブンのようになるのか。
どのような形にしろ、納得出来るフィナーレをお待ちしてます。
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あいつが俺を相棒と呼ぶ限り、俺は折れない [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第46話「Kが求めたもの/最後の晩餐」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

フィリップは12年前に死んでいて、今の姿はデータの塊に過ぎないと言う。
ダブルになってテラーに対抗するも、変身を解除され、
翔太郎は恐怖にやられて錯乱状態、フィリップは園咲家へ連れ去られてしまう。

探偵事務所では、同じくテラーにやられて全身傷だらけの照井はベッドへ。
翔太郎は部屋の片隅で怯えきっていて、些細な物音にも錯乱してしまう状態。

一方、園咲家では家族の最後の晩餐が始まったけれど、
冷え切った雰囲気で、フィリップが争いをやめるべきだと説得しても、
「家族?笑わせないで、来人。死人は黙ってなさい」冷淡な冴子の言葉から、
若菜と言い争いが始まり、姉妹でガイアメモリを持ち出して、戦い始める有様。
それを止めずにいる父と、黙って席を立つ母。
「待って、母さん!家族を放っておくんですか」
と、フィリップが引き止めても、
「お前の家族は、もう園咲ではない。
左翔太郎よ。忘れないで……切り札は、左翔太郎」
そう言い残して去ってしまう。

特殊能力を持たず、特殊体質でもないタダの人、翔太郎こそが実は「切り札」。
琉兵衛には理解出来ないけれど、シュラウドは彼らの絆を知っている。
だからこその忠告ですが、それが逆に、園咲家は崩壊してしまっていて、
彼女にはもう、どうする事も出来ない現実を示しているのが、哀しい……

そして、翔太郎を立ち直らせる事が出来るのも、フィリップであって。
若菜の携帯を借りて、生贄にされて消滅するらしいと告げて、
「でも忘れないでくれ、相棒。僕は消えない。
君の心に、悪魔と相乗りする勇気がある限り……」
その言葉と、今回のとんでも無い行動力を持つ依頼人が、
園咲家から持ち出してきたイーヴィルテイルの中身だった。
……しかし、どんだけ行動力あるのよ、と、亜樹子に言わしめるとは、恐るべし。

翔太郎と亜樹子が園咲家へ乗り込むと、
既にフィリップはデータとして、クレイドール・エクストリームに取り込まれていた。
けれど、イーヴィルテイルの中身とは、失くした家族の代用にしか過ぎず、
琉兵衛、テラーの恐れとは、家族を犠牲にしてき自分だった事と、
「そうだった。あいつが俺を相棒と呼ぶ限り、俺は折れない……約束だった!」
翔太郎はフィリップの最後の電話で聞いた言葉を思い出し、
ダブルの変身システムを利用して、取り込まれたフィリップを呼び戻す。

一人の精神のみが移動する特殊な変身システム。
途中でファング、翔太郎が移動するヴァージョンも現れたので、
つい、忘れがちだけど、片側がフィリップだからこそ可能なんですよね。
ジョーカー・メモリを手にして、ダブルに変身するまで、
思わず、固唾を呑んで見守ってしまいました。

制御プラグラムを失い、バグって暴走するクレイドール。
怒りに震えるテラーへ、「「さあ、お前の罪を数えろ!」」との決め台詞。
戦いが始まり、ダブルが苦戦していると、突如現れたリボルギャリー。
中から出てきたのは、アクセルガンナーと合体したアクセル。
怪我を押して照井が参戦する事により、形成が逆転。
分離した頭のドラゴンをアクセルが倒し、
ダブルがテラーを倒し、メモリを破壊したけれど、
琉兵衛は幸せだった頃の家族の幻と共に、燃え盛る屋敷で最期を迎える。

実に見応えのある最終回でした。と、言いたくなるような、テラーとの最終対決。
切ないのが、家族を犠牲にした父が、そんな自分を本心では恐れていて、
崩壊した家族を救おうとしたのが、記憶の無いフィリップだった事。
あの遺跡に係わらず、来人が生きていたら、
きっと、彼らは全く違う道を歩んでいたのでしょう。
「力」に振り回される怖さや哀れさを、園咲家で描いてきた1年でした。

聞いた話ですが、ミュージアムとの決着はこの回でつけて、
残り3話は翔太郎とフィリップの物語にするらしいので、当然なのかもしれません。
残った姉達との決着がどうなるのかも、合わせて楽しみです。

それと、もし劇場版をどうしようかと迷っている方がいたら、
ぜひとも観に行く事をオススメします。
あらすじ的には観なくてもそれほど問題ないけど、
知っているのといないのでは、物語の深さが違ってきます。
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劇場版仮面ライダーW 、3Dで鑑賞 [仮面ライダーW]

仮面ライダーW FOREVER AtoZ運命のガイアメモリ
地元のシネコンだと、3Dは朝一の回だったので、
上映開始日の初回上映を観る事となりました。
ただ、そこは3D上映をするようになったのが、
7月下旬からだったせいか、半分も人がいなかったのが残念。

とにかく、出来る限り劇場版の情報を、仕入れないようにしていたので、
次世代T2ガイアメモリで、エターナル以外のNEVERのメンバーが、
ルナやヒートなどのドーパントになるって知ったのも、
先週日曜の6時半からの番宣でした。
あとは44.5話に当たるのと、翔太郎が仮面ライダージョーカーになるって程度。

そんな訳で、予備知識無しで観てきましたが、大正解でした。
戦闘シーンが多めなのもあってか、子供達も飽きる事もなく観てましたし、
(先に上映の戦隊では、ちょっと騒ぎ出してうるさかった)
大筋は変に捻ってなくて王道なんだけど、こちらの予想通りには進まなくて、
どうやってこの危機を脱するのかと、手に汗握ってしまったし、
TV本編を観ているだけで、楽しめる映画でした。

ただ、正直言って、3Dはあまり効果は無かったと思う。
地球の本棚とか、T2ガイアメモリの動きとか、
風都タワー対決でのWとか、おおっと言うのも幾つかあったけど、
物語自体が面白いのに、観辛くては本末転倒。
なので、お盆休み中のレディースデイに、改めて2Dを観にいく予定です。

絶賛上映中なので、ネタバレしない程度の感想ですが、
・フィリップが感情に流されたり、人としての強さを見せますが、
それだけに、最初の子供との会話が切なかった。
・翔太郎はまさに、風都の切り札(ジョーカー)。
しかし、雨漏りする探偵事務所に、あんな理由があったとは!
・照井の生身アクション満載。
でも、つい、元ボウケンシルバーを応援してしまった時も……

そして、純粋な感想以外に思ったのが、三条さん信じて良かった!と、
これはぜひとも、45話の前に観ておきたかった!
劇場版観ると、45話に対して色々と想うものがあって、
公開日程の都合とはわかっているけど、これだけは残念。


追記(8/12)
2D版を観てきました。
激しい動きのある戦闘シーンは、絶対、こちらの方がいいです。
視野が広くとれるので、画像全体を観られるのも利点で、
そして何より、目の疲れが全然違いました。
最初は2Dを観て、2度目を3Dってパターンの方が、楽しめそうです。
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お前にとっちゃ重い1冊なんだ [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第45話「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

依頼人は、冒険家のような格好をした博物館の学芸員の女性。
憧れの恩人が失くした、イーヴィルテイルを探して欲しいと言うものだが、
その恩人とは、風都博物館の館長・園咲琉兵衛。
翔太郎は、その依頼を受ける事にするのだった。

冒頭でいきなり、破壊された風都タワーが出てきて、
それについて、ぶつぶつとナレーションをする翔太郎。
劇場版が44.5話にあたるそうで、そのフォローと、
最終決戦への予兆を告げている、シリアスなシーンの筈なのに、
彼のナレーション=独り言はお約束なので、
そこに現れた依頼人に、突っ込みを入れられてしまうと言う……

依頼の品、イーヴィルテイルを探して、勝手に屋敷の地下に入り込んでいいのか。
と、思ったけど、亜樹子のダウジング・スリッパのインパクトに負けました。
しかも、かなりの精度を誇って、即発見しちゃうのが凄すぎます。
次々と判明する重い事実で暗くなりがちですが、
亜樹子の変わらぬ明るさ、マイペースさが救いになってます。

テラーから翔太郎が園咲家を探らなかった理由が語られたのには、びっくり。
「君の体は私への恐怖で無意識のうちに我が屋敷への接触を拒んでいたのだ」
スイーツドーパントの時に、刑事が園咲家の屋敷を捜査出来ない理由の1つに、
怖いと言うのを上げていて、何じゃそれは。と、ぼやいた覚えがあるのですが、
それもテラーの能力、相手の心に恐怖を与えるものからくるのだと。

そして、テラーに怯える演技が、翔太郎の変身前・後共に凄かった。
姿を見ただけで怯え、あれだけ仲間を思う彼が、
アクセルがやられているのを、虚ろに見つめているだけだったり、
サイクロンジョーカーが、左側が震えてずるずる後退していく様など。
あくまで紳士たる態度を崩さないのに、高圧的な園咲琉兵衛の演技と相まって、
本当に恐怖の化身、テラーには勝てないと思わせるものを感じさせました。

まずは、幹部の一人(一匹)、スミドロン退場。
「メモリ使用者を、人間と仮定していた所に僕らの落とし穴があった」
フィリップの言葉ですが、そういえば、視聴者は何度も、
ミックが変身するのを見ているけど、当事者は知らない訳で。
「猫が…組織の幹部だと!?」
地面に寝転がって愕然としている照井の姿が、思いっ切り同情を誘います。

園咲家の息子だ、母親だと、やけにあっさりと正体バレしたと思ったら、
「今あの人が言ったとおり、らしい。翔太郎……僕はもう、死んでいる」
園咲来人は死んでいたと言う事実。
最初に本を読めるようになった時に、ためらってしまったフィリップに、
「それだけ、お前にとっちゃ重い1冊なんだ」
翔太郎が労わりの言葉をかけましたが、本の内容は予想以上に重いものでした。

メインキャスト及び、敵ドーパントもほとんど死なずに終盤まできましたが、
最初から死んでいたとなると、この先、誰が亡くなっても不思議ではなくて。
黒若菜の黒服は、死んだ弟の喪に服しているのだとしたら、哀しいなっと。
彼女が豹変した理由は未だ不明ですが、
データであるフィリップを消滅しまうのを防ぐ為なのとか、色々考えてしまいます。
この姉弟、互いに相手に「本当のあなた」と言ってきましたが、
本当の自分を見つける事が出来るのでしょうか。
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超バトルDVD、お届けはFUTO EXPRESS!? [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 超バトルDVD「丼のα/さらば愛しのレシピよ」が、
FUTO EXPRESSとデカデカと印字された封筒に入って、昨日届きました。
(風都急便とか、黒文字に緑のラインと紙飛行機マーク等、色々凝ってます)
毎度お馴染み、てれびくんの有料の応募者全員サービスですが、
電王の時は、届くまでかーなーり時間がかかったような気が……
ダブルはあと残り一ヶ月だから、放送期間中に見られるよう、
急いで発送してくれたのでしょうか?

まだ、絶賛応募中なので、ネタバレにならない範囲で。
本編は約17分ほどで、何でドーパントが丼なのかと思ったら、
てれびくんで子供達に登場するドーパントを応募したかららしい。
……そんなドーパントを使わなければならない、脚本家に同情。
テラーよりも頭が重そうで、スーツアクターさんは大変だったろうな。
手に持っている「おてもと」が武器となるのは、お約束。

事件と料理対決が、直接係わりがある訳ではないけど、
意外だったのが、フィリップが空腹過ぎて、検索出来なくなっていた事。
本編で食事するシーンが出た時、驚いた人が結構いたけど、
食べ物の恨みは怖いって言うのが、彼にも当て嵌まるとは思わなかった。
フロッグポッドが大活躍&全員の仮装(特にフィリップ)が笑えます。
あと、DVDに同封されていたカードに、
それぞれの料理レシピが載っているので、実際に作ってみても良いかも。

他にも、撮影用の全てダブルの記事のてれびくんとか、
短縮されて歌無しOPや、番組提供のスポンサー名、
次回予告まであったりと、細かい笑いどころが満載の作品になっています。
個人的に一番ウケたのは、料理中に照井がエンジンブレードを取り出した時。
シンケンピンクが、シンケンマルで南瓜を俎板ごと切って、
料理していたのを思い出して、あの惨事を再び!
と、なるのかと、ありえないと知りつつ、ちょっぴり期待してしまいました。
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もう貴女は、誰も傷付ける必要は無い [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第44話「Oの連鎖/シュラウドの告白」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

ファングジョーカーになっても、年老いた翔太郎は、
オールドとの戦闘中に寝てしまい、ダブルは一方的にやられてしまう。
そして、照井は冴子から、井坂にメモリを渡したのがシュラウドだと聞かされて……

今回は、子に対する母の愛がテーマで、
「親の子供への愛は、理屈ではないんです。元々は、愛なんです。
だから、許してやって下さい」
子供達が所属する劇団の責任者が、照井に言った言葉に尽きると思う。

最初は娘の為だった筈なのに、実際は親のエゴになっている。
「占いしてて気付いたよ。人は自分の幸せと同じぐらい、他人の不幸を願ってるってな」
オールドの言うとおりで、子供の為だと摩り替えているから、ストッパーが効かない。
その結果が、互いに子供を老化させてしまうと言う、取り返しの付かないものに。

シュラウドの正体は大方の人が予想していたとおり、フィリップ達の母、園咲文音。
でも、彼女も息子を取り戻す為の筈が、奪った夫への復讐に変わり、
既に来人は組織を抜け出し、フィリップとして居場所を築いていたのにも係わらず、
憎しみだけ持つ、戦闘マシンとして実の父と戦わせようとしていた訳で。

そんなシュラウドに、「貴女を赦しに」と語りかける照井。
「貴女は、自分の復讐のために多くの命を巻き込み、傷付けた。
貴女をそこまで駆り立てたもの、貴女を復讐鬼に変えたもの……それは、愛だ」
最初は家族の敵を討つ事しか頭に無かった照井。
「今から照明してやる。オールドドーパントを倒し、闇の力に打ち勝つのが、
憎しみなんかじゃないと言う事を。俺たち3人で」
「3人?」
「俺と、フィリップと……左翔太郎だ」
そんな彼が、ダブルと共に戦っていくうちに、次第に変わっていった。

オールドとの戦いの後にもう一度、シュラウドに語りかける。
「もう貴女は、誰も傷付ける必要は無い」
「俺達が園咲琉兵衛を倒す。仮面ライダーとして」
そんな照井が出した結論だけに、重みのある言葉でした。

一方、よぼよぼになって茶飲み爺と化してしまった翔太郎。
それでも、老女となってしまった子供達が事務所で泣き出してしまうと、
慰めの言葉をかけたり、老けさせ屋の占い師相手に、
「さあ、お前の罪を、数えるんじゃ!」
と、杖でびしばし叩いて戦う姿は、やっぱり風都を愛する彼らしいなっと。
「強いじゃない!」
「ハハッ、若い奴にはまだまだ、負けんわい!」
まあ、すぐに息が上がってしまったのは、ご愛嬌。

ところで戦闘シーンも、アクセルが大活躍しているんですが、
それにも増して、ダブルの一見ギャグにしか見えない高岩劇場が凄かった。
左半分が寝てしまって、だらっと力を無くしてしまい、
右半分だけで必死に起こそうとするファングジョーカーとか、
空中でCJXになった時には、よろよろしつつ飛び上がって、
思いっ切りガニ股になってるし。
左右別人格、しかも片側は今回老人と、あのスーツを着た上でこなす訳ですから。
Mr.仮面ライダーと呼ばれる訳ですよね。

ここまで、フィリップやシュラウドの正体が、結構あっさりと判明しているようですが、
次回の予告で自分の本を開いたフィリップが絶叫してたりと、
まだ、隠された何かがあるようですし、一ヶ月で残された謎をどう解決していくのでしょう。
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渋いお茶が飲みたいのう [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第43話「Oの連鎖/老人探偵」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

娘を助けてくれと、探偵事務所に飛び込んできた女性。
共にきたおばあさんが、実は10歳の娘で、
一夜にしてこの姿になってしまったと言う……

やっとクライマックスに向けて動き出したって感じです。
今回も、依頼されたドーパント絡みの事件の捜査を行うので、
ミュージアムとの接点をどうつけるのかと思ったら、シュラウド繋がりでくるとは。

琉兵衛からシュラウドの事を聞き、地球の本棚で、
物凄い勢いで棚を動かして、若菜がシュラウドを検索していたシーン、
高速検索を覚えたので使ってみましたって感じで、ちょっと笑えました。
それまで焦っていたのに、現われたフィリップと話して、
彼がシュラウドについて知らないと言ったら、「まあ いいわ」と、あっさり去っていくし。

照井が家族のお墓参りで、
「父さん、母さん、春子。俺は元気にやってるよ。
いい仲間たちにも出会えた」
そう、家族に報告はしても、本人達には絶対、言わないけれど、
探偵事務所に手土産を持ってくるまでには、打ち解けていると。
そして、夏限定の風花麩饅頭に、感謝するフィリップと亜樹子に対して、
「普通、和菓子には日本茶だろ」と、
わざと文句をつけるあたりが翔太郎らしいなっと。

一方、事件の方は何とも嫌な展開で、
子供同士は仲が良いのに、親が娘が主役になれないから、
主役をとった子を老けさせ屋に呪ってもらったと。
これ、冗談抜きで、元に戻せないとわかっていても、やれるものなんでしょうか。
同じ子供を持つ母として、やってはならない事だと思う。
ダブルって怪人であるドーパントが人間なので、
各事件のテーマも、人が主役であるがゆえに重いものがありますよね……

そして、オールド・ドーパントの攻撃を受けて、ご老人となってしまった翔太郎。
中身は変わらないはずなのに、何故か「渋いお茶が飲みたいのう」とか、
「ちぃっと、肩もんでくれんかのう」とか、思考まで老化しているような。
年老いた翔太郎役の俳優さんの演技には、脱帽。
(68歳だそうで、仮面ライダーに変身した最年長記録かと)

フィリップと照井は、シュラウドの言葉や、公式サイトにあるように、
オールドやテラーの精神干渉波の影響を受けない特異体質らしい。
ガイアメモリって過剰適合者とか、色々あるようですが、
どうやってそれを見分けているのか、気になります。

フィリップは元より、照井もシュラウドの思惑に係わっていて、
翔太郎だけ蚊帳の外って立場ですが、
復讐ではなく、風都を大切に思うがゆえに戦う彼がいるからこそ、
フィリップと照井が「最強の戦闘マシン」とならない訳です。
まさに翔太郎が、この物語のジョーカー、切り札になっていますが、
使い時を誤ると、自分が痛い思いをするのも、このカード。
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