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もう貴女は、誰も傷付ける必要は無い [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第44話「Oの連鎖/シュラウドの告白」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

ファングジョーカーになっても、年老いた翔太郎は、
オールドとの戦闘中に寝てしまい、ダブルは一方的にやられてしまう。
そして、照井は冴子から、井坂にメモリを渡したのがシュラウドだと聞かされて……

今回は、子に対する母の愛がテーマで、
「親の子供への愛は、理屈ではないんです。元々は、愛なんです。
だから、許してやって下さい」
子供達が所属する劇団の責任者が、照井に言った言葉に尽きると思う。

最初は娘の為だった筈なのに、実際は親のエゴになっている。
「占いしてて気付いたよ。人は自分の幸せと同じぐらい、他人の不幸を願ってるってな」
オールドの言うとおりで、子供の為だと摩り替えているから、ストッパーが効かない。
その結果が、互いに子供を老化させてしまうと言う、取り返しの付かないものに。

シュラウドの正体は大方の人が予想していたとおり、フィリップ達の母、園咲文音。
でも、彼女も息子を取り戻す為の筈が、奪った夫への復讐に変わり、
既に来人は組織を抜け出し、フィリップとして居場所を築いていたのにも係わらず、
憎しみだけ持つ、戦闘マシンとして実の父と戦わせようとしていた訳で。

そんなシュラウドに、「貴女を赦しに」と語りかける照井。
「貴女は、自分の復讐のために多くの命を巻き込み、傷付けた。
貴女をそこまで駆り立てたもの、貴女を復讐鬼に変えたもの……それは、愛だ」
最初は家族の敵を討つ事しか頭に無かった照井。
「今から照明してやる。オールドドーパントを倒し、闇の力に打ち勝つのが、
憎しみなんかじゃないと言う事を。俺たち3人で」
「3人?」
「俺と、フィリップと……左翔太郎だ」
そんな彼が、ダブルと共に戦っていくうちに、次第に変わっていった。

オールドとの戦いの後にもう一度、シュラウドに語りかける。
「もう貴女は、誰も傷付ける必要は無い」
「俺達が園咲琉兵衛を倒す。仮面ライダーとして」
そんな照井が出した結論だけに、重みのある言葉でした。

一方、よぼよぼになって茶飲み爺と化してしまった翔太郎。
それでも、老女となってしまった子供達が事務所で泣き出してしまうと、
慰めの言葉をかけたり、老けさせ屋の占い師相手に、
「さあ、お前の罪を、数えるんじゃ!」
と、杖でびしばし叩いて戦う姿は、やっぱり風都を愛する彼らしいなっと。
「強いじゃない!」
「ハハッ、若い奴にはまだまだ、負けんわい!」
まあ、すぐに息が上がってしまったのは、ご愛嬌。

ところで戦闘シーンも、アクセルが大活躍しているんですが、
それにも増して、ダブルの一見ギャグにしか見えない高岩劇場が凄かった。
左半分が寝てしまって、だらっと力を無くしてしまい、
右半分だけで必死に起こそうとするファングジョーカーとか、
空中でCJXになった時には、よろよろしつつ飛び上がって、
思いっ切りガニ股になってるし。
左右別人格、しかも片側は今回老人と、あのスーツを着た上でこなす訳ですから。
Mr.仮面ライダーと呼ばれる訳ですよね。

ここまで、フィリップやシュラウドの正体が、結構あっさりと判明しているようですが、
次回の予告で自分の本を開いたフィリップが絶叫してたりと、
まだ、隠された何かがあるようですし、一ヶ月で残された謎をどう解決していくのでしょう。
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