SSブログ
仮面ライダーW ブログトップ
前の10件 | 次の10件

報告書の、ピリオドを打ちにさ [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第42話「Jの迷宮/ダイヤモンドは傷ついて」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

戦いの最中に、「もうすぐ最後の仕上げ。それで全て終わる」
そう言って、姿を消したジュエル。
翔太郎とフィリップは、その言葉の意味を知ろうと……

今回の話ですが、見終えて何か物足りなさが残りました。
ジュエルの正体は泪で無く上杉。
彼女が犯人と思われるような行動も、恋人を人質に取られていて、
上杉の指示に従うしかなかった為だった。
と、前回で振った謎解きはしているし、
アクセルトライアルも、その素早さを使って2度も人助けと、
それなりに活躍していて、あらすじも決して面白くない訳ではないのに、何故?

多分、ミュージアム側は着々とクライマックスに向けて進んでいるのに、
ほとんど変わらぬ状況のまま探偵業務をしているダブル側の、
温度差と言うか、緊迫感の無さが関係しているようです。
フィリップの過去が出てきて、一気に物語が加速すると期待していたのに、
足踏み状態が続いているせいかもしれない。

ミュージアムの意図が絡まない単発のドーパント事件な上、
刃野刑事絡みなので、もう少し早く、中盤ぐらいでやっていれば、
無理やり冴子や若菜を出さずに済んで、すっきりしたのでは。

それと、フィリップが精神的に追い詰められている状況なのに、
翔太郎が何もフォローしていないのが、不自然な感じで。
マネーの時のように、結構、面倒見が良いタイプなのに、
相棒として信頼しているから、黙ってみていると言うのは、ちょっと違う気が……

東映の公式サイト、次回のあらすじで、
ドラマは急展開。
竜の意外な秘密、そしてシュラウドが隠していた真実が明らかになります。
と、あるので、この物足りなさが解消されるのでしょうか。
そして、出来れば翔太郎は、特別な存在ではなくて、
風都を愛するただの人間のままでいて欲しいと思います。
nice!(0)  コメント(0) 

それが騙され上手だ [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第41話「Jの迷宮/猟奇的な悪女」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

刃野刑事が宝石の窃盗犯として逮捕されてしまう。
翔太郎に、自分を罠にはめたダイヤモンドの女を見つけ、
無実を証明してくれるよう、頼むのだった。

これは仕事の依頼なのか、それとも無料奉仕になるのか。
翔太郎としては、自分の悪ガキ時代の頃からの付き合いである刃野の無実を、
証明したいだけと思いますが、あの場には亜樹子もいたんですよね……

聞き込みを開始すると、ダイヤの女の被害に遭っているのは若くて美しい女性ばかり。
さえない中年男の刃野刑事が、狙われたのかわからない。と言う亜樹子に、
「確かに刃さんはさえない中年だけど、本当はすげえ男なんだぜ」
「どう、すげえのよ?」「ズバリ、騙され上手だ」

翔太郎の説明によると、不良時代に刃野に追われている最中に、
「あっ、UFO!」と、空を指差すと、「どれ?」と、素直に騙されてしまう刃野。
何度やっても懲りずに、挙句の果てには、
2人で屋上で放送機器持って、UFO呼び出しって……
「あまりに見事に騙されてくれるおかげで、逆にこっちが嘘につきあう破目になる。
まぁでも、不思議と悪い気がしねえっつーか。まぁ、それが騙され上手だ」
刃野はいかにもお人好しの警官だったようですが、それは翔太郎だけでなく、
今回の事件に係わっている者達にとっても、変わらないようです。

ところで、ダブルも折り返し時点ぐらいから、過剰適合者とか出てきて、
前回のジーン、今回のジュエルでは、その能力を必要とするって話になっています。
ミュージアムがガイアメモリを風都に流通させていたのって、
各メモリの適合者探しも兼ねていたって事でしょうか?

あと、ガレージのホワイトボードが、今回は最初から真っ白。
元気ねえなと翔太郎も言ってますが、地球の本棚で若菜と会ってから、
あのフィリップが、検索を躊躇うようになっているのだと思うと、切なかったです。

これからフィリップが地球の本棚に入る度に、
それを察知した若菜が現われるようになるのでしょうか。
シンクロ率も上がり、本にもフィリップにも触れられるようになったと。
「あなたを連れ戻す事だって出来るわ」
そう言って去っていく若菜ですが、
この先、フィリップの検索能力が使えなくなると、結構、厳しい事に。

ジュエル・ドーパント、最初は灯りを落とした室内での変身で、
次では変身を見せていますが、その時にも生体コネクタに挿していないし、
メモリの起動音声も無いんですよね。
Jewelの本を開く前に取り上げられてしまったので、能力は不明なまま。
風都史上最悪の悪女と、亜樹子は言いますが、
実は、大きなダイヤモンドの指輪を付けているのはもう1人いるし、
わざわざ警察に通報して、刃野を罠にはめた理由もわからないと、
色々と謎が残っているので、次回に期待。

劇場版公式サイトの予告では、次のライダーが出てきたのですが、
これから毎回、夏の劇場版は顔見世出演になるのでしょうか。
それだと、劇場版用のフォームを出さずに済むって利点もありますけど。
nice!(0)  コメント(0) 

付録、ガイアメモリ大図鑑 [仮面ライダーW]

小学館てれびくんの、応募者全員サービスDVD、
『仮面ライダーダブル・超バトルDVD 丼のα/さらば愛しのレシピよ』
これの応募券欲しさに、てれびくん8月号を購入する破目に。
まぁ、電王で既に通った道ですし、
ケータイ捜査官7では、付録のDVDの為だけに、児童雑誌を購入した事も……
目的以外の付録や映画館でもらったガンバライド・カードは、
そのまま捨てるのは忍びなくて、未就学の男児がいる友人へ。

前月号のてれびくん、付録のガイアメモリの出来が意外に良かったので、
あちこちで売り切れになっていたとか。
毎年応募者全員サービスDVDある号は、売れ行きが良いらしいし、
ならば、8・9月号のどちらかで。と、考えていたら、
8月号には、『仮面ライダーダブル ガイアメモリ大図鑑』DVDが付録で、
しかも、応募者全員サービスDVDの後日談モードとの情報が。
……何で発売当日の真夜中に、ネットで購入しているんだろう、自分。

そんな訳で、本日手元に届いたてれびくん。
ネタバレ満載なので、本誌のダブルの記事を読むのは一ヶ月待ちですが、
早速、ガイアメモリ大図鑑のDVDと、ガイドブックを見る事に。

本誌に綴じ込みとなっているガイドブックですが、簡単に手でも切り取れます。
内容はDVDと一緒に見よう!と、あって、ダブルの各メモリの紹介。
ちゃっかり、全員サービスDVDのCMもしています。
そして、滅茶苦茶笑えるのが、ダブルしかいない、てれびくん8月号の表紙。
撮影用と注訳があるけど、トランプ(これだけは9月号の付録)、すごろく、
かるた、なぞなぞDVD、ガイアメモリプレゼント、100ページ大特集等々。
マジで欲しいよこの1冊。と、思わせるラインナップでした。

DVDは、さらっと全員サービスDVDの事件の回想が入って、
そこから地球の本棚でフィリップが検索していきます。
それぞれの名場面集のようで、見応えがあります。
7分以上と結構、時間も長くて、フィリップのボケと翔太郎の突っ込みも健在。

嬉しいのが、画面下にメモリの名前とマークが表記される事。
どれも凝っているので、拡大されても綺麗なんですよね。
ダブルは一見、単なる左右色違いですが、
胸元や手首・足首の模様がそれぞれ異なっていますし、
ガイアメモリもボディとソウルでは、文字やマークの向きが違っていたりと、
細やかな差異で区別しているのが、上手いなっと。

本棚に入っていたてれびくん表紙ネタとか、
応募者全員サービスDVDと連続して見直したら、
あれはこーゆー意味があったのかと、笑えそうなシーンもあるので、
もしDVDを応募するのなら、今月号を購入した方が良いと言える内容でした。
nice!(0)  コメント(0) 

風都の皆に130%の元気をくれる歌姫だよ [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第40話「Gの可能性/あなたが許せない」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

互いに反目しあい、攻撃してくる姉達は、
フィリップが何を言っても、全く聞く耳を持たない。
「無理だ…彼女達の目を覚まさせるのは」

映画撮影組、殊に照井本人は大真面目でありながらギャグ全開っぶりと、
ミュージアムや冴子、財団Xのそれぞれの昏い思惑が絡み合う回となりました。
このまま噛み合わずに終わるのかと、不安がありましたが、
今回はちゃんと締める時は締めてくれたので、良かったなっと。

探偵事務所側にギャグが多いのも、園咲サイドが骨肉の争いを繰り広げているから、
その中和剤的な役割があるのでしょう。
本来の視聴者である子供には、意味不明な展開ですよね……

Rナスカとなって、レベルアップした冴子に続いて、
ジーン・ドーパントの力を借りて、クレイドールがエクストリーム化。
今までダブルを泳がせていたのは、若菜を神の巫女として極めさせる為だったと、
琉兵衛の口から語られましたが、園咲家の姉と妹、弟との三つ巴の戦いも、
全ては父の思惑どおりであって、掌で躍らされている子供達が切ない。

依頼人やジーンこと川相とも、あまり係わりの無かった翔太郎でしたが、
彼の心を開けようと努力する亜樹子を見て、
「川相透を変えるなんて、絶対に不可能だ」諦めて呟くフィリップに、
「お前はまだ、うちの所長様の凄さを理解してねえよ」
自然体で亜樹子への信頼を見せる処は、格好良くて。
相棒のフィリップ、所長の亜樹子を信頼している様は、
人を疑うのでは無く、信じようとする翔太郎の懐の深さなのでしょう。

そして、クレイドールとジーンの2人に、スリッパ・アタックを繰り広げる亜樹子。
「何がミュージアムの女王よ。どいつもこいつも、流されてばっかで!
それ、本当にあんた達のやりたかった事なの」
彼女が語りかけるのは、クレイドールでもジーンでも無く、川相と若菜に対して。
「透君は映画が撮りたいんでしょ?何してんのよ。
自分の意志はどこ行ったのよ!それ見せてよ。」
「本当の若菜姫は、今もフィリップ君が大好きな若菜姫は、
風都の皆に130%の元気をくれる歌姫だよ。お願い、あなたも心を開いて」
若菜には否定されてしまいましたが、人としての強さを川相に見せつけます。
こーゆー時の所長の漢前っぷりは、結構、凄い。

それが川相の変化に繋がり、フィリップが地球の本棚に現われた若菜に、
「あなたは大事な家族だと!だから僕も諦めない。
必ずあなたを救う。僕は、僕の家族を取り戻す!」
そう言い切る意志を持たせる事に繋がっていきます。
家族の記憶を消されているフィリップが、ここまで家族に拘るのも、
若菜姫との思い出だけでなく、亜樹子や照井の、
喪ってしまった家族への愛情を目にしてきたのも、あるのかもしれません。

ラストのキスシーン(男女問わず)にトライする照井、振り切りまくってましたが、
その切っ掛けとなった、撮影中に亜樹子からキスシーンを命じられた時には、
トライアルの効果音をバックに、「絶望が俺のゴールだ」そう呟くなり、遁走!
……画面指差して、無茶苦茶笑ってしまいました。
どうなるのかと思ったら、結局捕まってしまい、樹に縛りつけられているし。
上司を確保・拘束するとは、結構やるじゃないか、真倉刑事!

完結まであと2ヶ月。
劇場版を含め、どのように終結させていくのか。
フィナーレまで、しっかり見届けたいと思います。
nice!(0)  コメント(0) 

過去の自分と決別する為に [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第39話「Gの可能性/バッドシネマパラダイス」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

風都のシネコン職員の女性からの依頼は、ちょっと変わったもの。
「劇場で覚えのない私の主演映画が、かかってるんです!」
シネコンに調査に向かった翔太郎と亜樹子だったが、
7時間以上に渡る独りよがりの映画、しかも未完の作品を観させられる破目に。

コスプレ&コメディ編ですが、ちょっと見ていて辛かった感じが。
緊迫するミュージアム側と探偵事務所側の温度差や、
コメディ色が強い時でも、依頼者を守る為とか、
ドーパント探しや誘き出しの手段だったのに、
今回の場合、亜希子が相手を更生させようとする思い込みからだからかも。
後編でどのような決着をつけてくれるかで、評価が分かれる話になりそうです。

フィリップが、若菜の事を問われて、
「問題無い。彼女の事は心の整理がついた。
人の心の闇を増幅させるのがガイアメモリの魔力。
彼女もそれに負けたのさ。しかたないさ」
と、自分に言い聞かせるように答えると、
「でも 相手は家族でしょ」さくっと切り返す亜希子。
内に篭ってしまうフィリップを心配しているのはわかるのですが、
これがその後の、映画撮影に繋がるとは思わなかった……

園咲家の食卓、ついに2人と寂しいものに。
でも、そこでだけ、笑顔を見せる若菜。
「来人と戦いましたわ。 過去の自分と決別する為に」
「頼もしい。 本当に、嬉しいよ、若菜」
「お父様の笑顔が見れて私も嬉しいですわ」
とは言え、互いにどのような思惑で会話しているのかわからないあたり、
かーなーり肌寒い光景なのですが、若菜の言葉どおりとすると、
過去に決別する為にと、元夫の復讐にきた義妹を殺そうした冴子と、
ある意味似ている姉妹なのかもしれません。
思い込みの激しい処は、姉妹だけでなく弟も含まれそうですが。

一方の冴子も、ドライバーもタブー・メモリを失って
忍び込んで手にしたのは、ナスカ・メモリ。
プライドだけでなく、行動力もあるんですが、
ダブルとクレイドールの戦闘中に、岩場から見下すように登場した時には、
どこぞの悪の幹部かと、思わず笑ってしまいました。
あっと言う間にRナスカはレベル3になってしまったけど、あれってやはり、
メモリのレベルが前もって上がっていたからですよね?

ジーン・ドーパント、あれだけ長い映像を撮るのにかかった時間に加え、
今までの上映回ごとに、ドーパントになっているので、
メモリにどれだけ汚染されているのでしょうか。
でも、一番の疑問は、どうやって自分が演じている姿を撮ったのか、だったりします。

ところで、今、劇場上映中の超電王トリロジー、
本編の前にWの夏の劇場版の予告が流れますが、
「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」だけは、
本編が終わった後に、別の予告があります。
続きが気になる見所満載だし、時期的に某ライダーの時とは違って、
嘘予告にはならないだろうし、各シーンを劇場版でどう使っているのか楽しみ。
nice!(0)  コメント(0) 

お前こそがミュージアムそのものだ [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第38話「来訪者X/ミュージアムの名のもとに」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

脳科学者である山城博士が消したのは、フィリップの家族の記憶。
けれど、詳しい事は何も知らないと言う……

前回から終盤に向けて、話が動き出してきましたが、
ここでやろうと思えば曖昧に出来た、フィリップの過去を、
「園咲来人。園咲琉兵衛の、実の、息子」と、はっきり明言。
今までもそう思わせる描写はありましたので、意外さはないのですが、
フィリップと若菜が、お互いに姉弟と知ったのにも係わらず、
一変して敵対し合わねばならなくなるあたり、次に絡めるのが上手いなっと。
さすがにこれで、実は本物ではなくて、トライアル(by仮面ライダー剣)でした。
みたいなオチは、勘弁してもらいたいのですが。

3人で撮った初めての写真は、辛うじて全員写ってはいるけど、
とても人には見せられないシロモノですが、
最終回で、誰もいない探偵事務所のコルクボードに貼られていた。
そんな風に使われてもおかしくはないので、ちょっと不安。

駆け落ち(?)から連れ戻した若菜に、琉兵衛曰く、
「これこそが お前が継ぐべき組織の真の姿だ。
もう自分勝手なわがままは許されん。
お前の双肩には、この星の運命がかかっているのだ」
「この星の・・運命?」
「若菜。お前こそがミュージアムそのものだ」
今まで若菜を自由にさせていたのは、存在そのものに意味があるから。
そうとも受け取れる言い回しですが、弟であるフィリップが、
地球の本棚にアクセス出来る能力持ちなので、
彼女自身にも、秘められた何かがあるのでしょうか?

黒若菜、これなら冴子と黒姉妹が出来ると思わせる変貌ぶりでしたが、
序盤から出ているキャラでは、一番変容が激しくて。
天使と舌打ちする二重人格→本当の若菜こと、乙女チックで素直な一面→
メモリの副作用で、ハイテンション状態→重圧に耐えかねた気弱な女の子→黒若菜
ケータイ捜査官7で、大阪弁を喋る天才プログラマー役をやっていましたが、
ここまで演じ分けていて、素直に上手いなっと思います。

今回は家族がテーマだった感がありますが、
血の繋がった園咲家は、姉・妹・弟がバラバラになって、それぞれ敵対している状況。
家族を捨てた博士は、せめて謝りたいと願ったけれど、
最後に遠くから一目会う事しか出来なかった。
他人である探偵事務所組が見せた絆とは、見事に対照的な結果になっています。

次回は、ライアー・パペティアー回以来の、仮装大会となるのか?
取り敢えず、亜樹子の映画監督スタイルは、見られそうですが。
nice!(0)  コメント(0) 

あなたがあたしを造ったんでしょう [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第37話「来訪者X/約束の橋」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

探偵事務所に現われた冴えない風貌の中年男。
10年前に別れた家族を探して欲しいとの依頼だったが、
何故か彼は、フィリップを知っているような素振りを見せて……

ナスカが退場してから、アクセルやウェザーが現われたり、
園咲家では動きはあったものの、ダブルや探偵事務所としては、
エクストリーム以外、ほとんど進展していなかったのですが、
ここへきて一気に動き出しました。

依頼人は、10年前にミュージアムに拉致された脳科学者で、
園咲家がガイアメモリ流通に深くかかわっていると、
説明を受ける事務所組と照井。
警察も怪しいとわかっていても、しっぽを掴ませないから手が出せなかったと、
ここできちんと説明入れるのがダブルの良い処。
証拠も無しに俺が正義だで乗り込んでしまったら、探偵ものは成り立ちません。

一方、ミュージアムの裏切り者として追われる冴子。
処刑しに行くのがミックなのが、話が通じない相手だけに怖い。
でも、恨みの電話は妹にじゃなくて、父にすべきでは。
タブーが犯す禁忌とは、親殺しなのかと考えていましたが、
妹殺しの可能性も有り得るのかも。

支援組織、財団Xの存在を知らされ、
覚悟も無いままに組織の闇に嵌っていく若菜は、
フィリップに助けを求めようとするけれど、全てを話す事は出来ない。
それは、フィリップも同様で、目の前にいるのに携帯電話でしか話せない、
フィリップと若菜の間の距離感が哀しい。

逃げ出した依頼人を追ってきた処刑人、ポッパー・ドーパント。
戦闘中、化け物と言われたホッパーが、
「ひどーい。あなたがあたしを造ったんでしょう」
軽い口調でしたが、造られた=改造されたって事ですよね。
ミュージアムがガイアメモリで人体実験をしている描写は前にありましたし、
フィリップの記憶を消したりしていたけど、それだけでは済まなかったと。
もっともフィリップ自身、地球の本棚とアクセス出来るように、
記憶だけでなく、感情や精神などを弄られていても、おかしくはないのですが。

そして、ダブルにとって爆弾発言。
「ミュージアムで散々おいしい思いしたくせに。
ほら、そいつの片割れの記憶も消したじゃない」
フィリップの記憶を消したのが、今回の依頼人だったと言うもの。
「僕の記憶を消した……何の記憶を!」と、声を荒げて問い詰めるフィリップは、
「それは、家族の記憶を」
自分の家族の記憶を消されたと知って……

しかし、記憶を消す相手の名前や履歴が必要とは、誰も言っていない訳で、
単に見知らぬ子供の記憶を消しただけって可能性もあります。
次回、フィリップの過去は、一部でも判明するのでしょうか。
そして、ミュージアムから逃げ出そうとする若菜は、どうなるのでしょうか。
nice!(0)  コメント(0) 

きっと、あの刑事さんが守ってくれるよね [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第36話「Rの彼方に/全てを振り切れ」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

凪のケツァルコアトルスのメモリ・コネクタが、
自分の思い通りに成長しない事に苛立ちを覚える井坂。
一方、照井は新たなる力「トライアルメモリ」を、
シュラウドから受け取るのだが……

今回は第二部の締めであり、アクセルとウェザーの決着が付くとあって、
仮面ライダーアクセル。と、言える内容でした。
青いアクセル、トライアルが登場し、使いこなす為の特訓、
復讐ではなく守る為に、ウェザーとの戦いに向かう。
主役のダブルの変身が、アバンだけなのが清々しいほど。

家族の復讐のみだった照井が、人を守る為に力を欲するようになり、
手にしたアクセルトライアルで、ウェザーに戦いを挑む。
そして、ずっと己の野望に向かって、犠牲などお構いなしに突き進んできた井坂が、
最後になって、冴子に人らしい感情を持ってしまった皮肉さ。

シュラウドが、「彼は憎しみの心を忘れた。もう興味は無い」
と、照井を切り捨てるような発言をしていますが、
ファング・メモリのコンセプトを考えると、本心でもおかしくないかと。
以前のフィリップや照井を望んでいたなら、
戦いの中にあって、揺れ惑う事はあっても人を救おうとするハーフボイルド、
彼らに影響を与える翔太郎を厭うのも、わかる気がします。

ついに冴子と若菜が決裂、タブーの攻撃を受け、
屋上へ逃げた若菜を助けにきたのは、スミロドンドーパント。
「ミック!」「飼い猫の分際で!」
……確かに飼い猫だけど、ドーパントに向かって言う台詞ではないような。
シリアスなシーンですが、つい、笑ってしまいました。

おそらくは父の命だと思うのですが、若菜はミックを可愛がっていたけれど、
冴子では見た記憶がないので、もし、これがミックの意思だとすると、
この先、若菜がミュージアムと袂を分かつ事になったら、その時はどうするのか……
そういえば、未だにダブル側は、「幹部」として認識しているんですよね。
本体が猫だと知ったら、どんな反応するのでしょうか。

ラストは、野鳥園に凪の様子を見に行く翔太郎と亜樹子。
彼らを見つけた依頼人(料金無料)の子供達が集まってきて、
「探偵さん ありがとう!」
「ああ。今回のヒーローは俺じゃなくて、あっち」
やはり様子を見にきていた照井を指差すと、わーっと子供達が彼に向かって、質問攻め。
「お兄さん、誰?」「何歳ですか?」「職業は?」
子供相手にどう答えるかなと思ったら、
「俺に質問……しないでくれるかな」
柔らかな物言いと笑顔だけど、内容はいつもと一緒なのには笑いました。

ほのぼのとした終わりでしたが、冴子のミュージアムに対する反乱、
シュラウドの底が見えない思惑を含め、次回から一気に話が動き出すようです。
続きが楽しみであると同時に、終盤が近いのだと実感。
nice!(0)  コメント(0) 

大人の事情でお蔵入り [仮面ライダーW]

5/13付けの中島かずきさんのコラム
アクセルから竜に戻れない!?大人の事情でお蔵入りの『仮面ライダーW』
仮面ライダーW 33・34話『Yの悲劇』の脚本を書かれた方なのですが、
極めて大人の事情で、没になってしまったプロットについて書かれています。

 その暴走族仕様になったライダーバイクに話しかける。
 「もしかして照井?」
 「・・・違います」
 「喋るバイクが他にいるかよ!」

その一部なのですが、上手いなっと素直に思うのは、
このシーンが映像・音声付きで思い浮かべられる事。
日本語って、一人称・二人称、男女差と、かなり細やかに分かれていて、
しかも、それぞれに個性ある言い回しをするので、
それらを把握しないと、別人になってしまう危険があるんですね。

実際に放送された『Yの悲劇』、気に入っている話なので、
差し替えして欲しいとは思いませんが、出来ればこちらも観てみたかったです。
nice!(0)  コメント(0) 

お守りだ。とても良く効くぞ [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第35話「Rの彼方に/やがて怪物という名の雨」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

野鳥園で照井が出会った、腕にガイアメモリのコネクタを持つ少女。
彼女は、翔太郎達が近所の子供たちから無料で受けた、
「野鳥の解説をしてくれていたお姉さんを元気にして欲しい」
その依頼の『お姉さん』だった。

「天国の音楽のような鳴き声を奏でる鳥達。
そんな平和な場所で起きた小さな出会いが、あんな結末に繋がるとは、
この時は少しも想像していなかった。この俺も、そして照井も」
なにやら不吉なナレーションと、
良き風が吹く街なのに、風が止むと言う意味の名を持つ少女。
救いのある終わりになってくれると良いのですが、果たして……

子供達からの依頼を受けた時の回想が、性格を見事に現していまして、
翔太郎の隣で、この依頼はお金にならないから受けるなって顔の亜樹子。
「クラスの皆で集めたお小遣いです。お願いします!」
でも、ぶたさん貯金箱を出されて、これはっと喜んだら、
「話はわかった。でもこの金は受け取れねえな。君達の優しい心で充分だ」
翔太郎に返されてしまい、目を丸くしている亜樹子と、
「さすがハーフボイルド」と、後ろでやれやれと言った感じで微笑んでいるフィリップ。

ケツァルコアトルスのメモリの成長を促す為に、
過剰適合者の少女の父を目の前で殺し、その後も恐怖を与え続けるウェザー。
10年前と言い出すから、実は井坂には悲しい過去が。と、やるかと思ったら、
単なる自己本位であり、テラーのメモリを奪うのに必要な力を得るのに、
他者の命を文字通り道具として使っている極悪さが浮き彫りに。
「共に恐怖の帝王を倒し、君が女王になる覚悟です」
ついには、冴子を対テラー陣営へ誘い込みます。

一方、ウェザーに対抗出来る力を欲する照井。
「お守りだ、とてもよく効くぞ」
怯えている少女に、妹からもらったペンダントをお守りとして渡したり、
ウェザーがやってきた時も「大丈夫、君は俺が守る」そう励ましたりして、
今は復讐心だけではなく、人を守る力が欲しいと、心境も変化しています。
でも、それが気に食わないらしいシュラウド。
モトクロス・バイクで特訓するらしいのですが、そんな彼女が与える力は、
今回の事件に、いったいどのような結果をもたらすのでしょうか。

前編なので謎を散りばめるのがメインでしたが、
ウェザーとケツァルコアトルスと、2つの戦いはどちらも見所がありました。
全くの予想外だったのが、戦闘中に呼び出したリボルギャリーの中に、
ちょこんと鎮座していたアクセルガンナー。
しかも目を細めて、ダブルに向かってやぁと片手を上げるお茶目さ。
「これ、照井のガンナーユニットじゃねえか! 何だってお前がここに?」
「そう言えば、前に一度、突然ガレージに」
驚いているダブルに対して、早よ使って、使って、とばかりに動きでアピール。
思わず、画面を指差して大笑いしてしまいました。
翔太郎が機械なのに「お前」と呼びかけてしまうのも、無理はない可愛さでした。

今回のドーパント、ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)
中生代白亜紀に生息していた、史上最大級の翼竜ですが、
アステカ神話の羽毛の生えた蛇形の神、ケツァルコアトルが由来なので、
発音し辛さと合わせて、無茶苦茶紛らわしいです。
神話では馴染み深いのですが、古代生物としては覚えて無かったので、
調べてみたら1975年に新種登録されたそうです。
最大級なのに子供時代の図鑑で見た記憶が無い筈だと、納得。
nice!(0)  コメント(0) 
前の10件 | 次の10件 仮面ライダーW ブログトップ