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お前にとっちゃ重い1冊なんだ [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第45話「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

依頼人は、冒険家のような格好をした博物館の学芸員の女性。
憧れの恩人が失くした、イーヴィルテイルを探して欲しいと言うものだが、
その恩人とは、風都博物館の館長・園咲琉兵衛。
翔太郎は、その依頼を受ける事にするのだった。

冒頭でいきなり、破壊された風都タワーが出てきて、
それについて、ぶつぶつとナレーションをする翔太郎。
劇場版が44.5話にあたるそうで、そのフォローと、
最終決戦への予兆を告げている、シリアスなシーンの筈なのに、
彼のナレーション=独り言はお約束なので、
そこに現れた依頼人に、突っ込みを入れられてしまうと言う……

依頼の品、イーヴィルテイルを探して、勝手に屋敷の地下に入り込んでいいのか。
と、思ったけど、亜樹子のダウジング・スリッパのインパクトに負けました。
しかも、かなりの精度を誇って、即発見しちゃうのが凄すぎます。
次々と判明する重い事実で暗くなりがちですが、
亜樹子の変わらぬ明るさ、マイペースさが救いになってます。

テラーから翔太郎が園咲家を探らなかった理由が語られたのには、びっくり。
「君の体は私への恐怖で無意識のうちに我が屋敷への接触を拒んでいたのだ」
スイーツドーパントの時に、刑事が園咲家の屋敷を捜査出来ない理由の1つに、
怖いと言うのを上げていて、何じゃそれは。と、ぼやいた覚えがあるのですが、
それもテラーの能力、相手の心に恐怖を与えるものからくるのだと。

そして、テラーに怯える演技が、翔太郎の変身前・後共に凄かった。
姿を見ただけで怯え、あれだけ仲間を思う彼が、
アクセルがやられているのを、虚ろに見つめているだけだったり、
サイクロンジョーカーが、左側が震えてずるずる後退していく様など。
あくまで紳士たる態度を崩さないのに、高圧的な園咲琉兵衛の演技と相まって、
本当に恐怖の化身、テラーには勝てないと思わせるものを感じさせました。

まずは、幹部の一人(一匹)、スミドロン退場。
「メモリ使用者を、人間と仮定していた所に僕らの落とし穴があった」
フィリップの言葉ですが、そういえば、視聴者は何度も、
ミックが変身するのを見ているけど、当事者は知らない訳で。
「猫が…組織の幹部だと!?」
地面に寝転がって愕然としている照井の姿が、思いっ切り同情を誘います。

園咲家の息子だ、母親だと、やけにあっさりと正体バレしたと思ったら、
「今あの人が言ったとおり、らしい。翔太郎……僕はもう、死んでいる」
園咲来人は死んでいたと言う事実。
最初に本を読めるようになった時に、ためらってしまったフィリップに、
「それだけ、お前にとっちゃ重い1冊なんだ」
翔太郎が労わりの言葉をかけましたが、本の内容は予想以上に重いものでした。

メインキャスト及び、敵ドーパントもほとんど死なずに終盤まできましたが、
最初から死んでいたとなると、この先、誰が亡くなっても不思議ではなくて。
黒若菜の黒服は、死んだ弟の喪に服しているのだとしたら、哀しいなっと。
彼女が豹変した理由は未だ不明ですが、
データであるフィリップを消滅しまうのを防ぐ為なのとか、色々考えてしまいます。
この姉弟、互いに相手に「本当のあなた」と言ってきましたが、
本当の自分を見つける事が出来るのでしょうか。
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