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大好きさ。街も、皆も [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第47話「残されたU/フィリップからの依頼」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

崩壊した園咲家跡から、フィリップの為にミックを見つけ出した翔太郎に、
フィリップは若菜を見つけ出して助け出すよう、依頼するが
これが、フィリップの最初で最後の依頼だった……

ミュージアムのトップであり、園咲家の家長だった琉兵衛の死で、
ガイアインパクトの計画は消滅したかと思いきや、
ユートピアのガイアメモリを持つスポンサーの財団Xの幹部が、
そのまま継続していて、鍵を握るのは、意識を失ったままの若菜と、
彼女と繋がっているフィリップ。

主役が一度も変身しない、異例の回でした。
その代わり、アクセルが2回変身して、最後は派手に焼かれてましたが……
ユートピアの能力は単に重力を操るだけでは無いのが恐ろしい処ですが、
何より問題は、ダブルになれるのがあと一回だけの状況。

「僕らは地球に近づきすぎたんだ。今度ダブルになったら、
僕の体は完全に消え、地球の記憶の一部となってしまうだろう。
でも姉さんを救ってからであれば、悔いはない」
自分が消滅してしまうのを、既に受け入れているフィリップ。
照井や亜樹子が避けられないのと聞いても、回避出来ないから諦めてくれと。

一方、それに抗おうとする翔太郎。
おやっさんから託されたビギンズナイトから2年、
亜樹子が所長となってからは1年、ずっと相棒としてした唯一無二の存在を、
ダブルになる事で、自分が消滅させると言う現実。
フィリップの母であるシュラウドに確認しに行くけれど、
「あの子を、安心して笑顔で消えられるようにしてあげて欲しい。
それが今、あの子を救うと言う事。頼む、左翔太郎」
打つ手は無いから、せめて最期だけはと頼まれてしまう。

先週の予告などから、大体こんな流れになるだろうとわかっていながら、
このあたりから、涙腺が緩み出してきました。
相棒である翔太郎は勿論、シュラウドにとってフィリップは息子であって、
夫の手から取り戻す為に、ビギンズナイトで鳴海壮吉に依頼したり、
あれこれやってきたのに、もう1度、息子の死を見なくてはならない訳で。

そして、亜樹子は自分の出来る事は何かと考え、
「フィリップ君に、思い出たくさんあげなくちゃ」と、皆を呼んでパーティーを開く。
翔太郎とは立ち居地が違いますが、現実を受け止め、
即座に行動を起こす彼女のしなやかな優しさ。
「僕は、人との付き合いに興味が無かった。悪魔みたいな奴だった。
でも、翔太郎に連れられて、この風都に来て……」
「今では、どうなの?」
「大好きさ。街も、皆も」
フィリップがちょっと照れたように笑ったのが、切なかったです。

あと、気になるのは、黒若菜になった理由と、タブーメモリの能力。
ビギンズナイトフィリップ救出の依頼者がシュラウドだったと、
ここにきて明かしたのだし、若菜の態度の変化も説明してくれると期待してます。
そして、この終盤に冴子の手にタブーが戻ったと言う事は、単に空を飛んで、
光の玉を投げつけるだけじゃない、名に相応しい能力があるんですよね。

バディもので最後に訪れる別れは、主役の次の成長に繋がるので、
過去の作品にもありましたが、一年通してじっくりと信頼関係を描いてきただけに、
単なる別離ではなく消滅と言うのは、結構つらいものがあります。
一時は消えたけれど、手書き札持って復活した電王のイマジン達のようになるのか、
バディの手の中で消滅していった、ケータイ捜査官のセブンのようになるのか。
どのような形にしろ、納得出来るフィナーレをお待ちしてます。
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