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金星探査機あかつきトークライブ17 その2 [あかつきトークライブ]

実習は、もっとも簡単な誤り訂正方式。
手計算でやっとみようと言う事で、配られた用紙で挑戦。
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色つきのXが操作・実行ピット、Pが冗長ピットになります。
誤りを2ピット以上にすると、計算不可。
2進法をやったのは、遠い遠い昔の話なので、
懐かしいを通り越して、こんなのあったよなぁの世界でした。

いつもは相模原市博物館の地下の会議室でランチなのですが、
今回は、午後から使用する為、宇宙研食堂でとなりました。
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お弁当引換券にも、明記されています。
下に敷いてあるのは、配られたポストカード(毎回、違う絵)
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お弁当。JAXA相模原キャンパス内なので、見学者票も。
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休日しか来られないので、食堂に入ったのは初めてです。
食堂のウィークリーメニュー、日本語・英語の二ヶ国語表記でした。

次回のトークライブは、6月21日(日)10:00から。
あと2回、8.10月に予定してるそうです。
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金星探査機あかつきトークライブ17 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ17に行ってきました。
朝10時からでしたが、ダイヤ改正が3月にあったのをすっかり忘れてまして、
淵野辺駅から相模原市博物館まで、早足&ランニングする破目に……

今回のテーマは「探査機と深宇宙通信」
講師は山田隆弘先生(JAXA)
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深宇宙探査機との通信は、運用センター~地上局~探査機。
地球が自転しているので、1つの地上局が交信出来るのは、
・1日1回
・典型的には8時間
1日24時間交信するには、経度が分散した3つの地上局が必要。

深宇宙探査機との通信、「コマンド」と「テレメタリ」と構成。
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パケットとは、
・ひとかたまりのデータ
・回線またはネットワーク上でのデータのやりとりの単位
2進法で作成されていて、コマンドパケットの基本形、
「探査機番号/機器番号/パケット番号/コマンドタイプ/コマンドデータ」
パケット番号は通し番号で、コマンドは実行や設定などがあります。

テレメトリパケットは優先度制御がされていて、
今の状況>過去のデータ
ちなみに最優先は、各サブシステムで特別な事態が発生した時に、
特殊なパケットとして発生される、レポートパケット。

アナログの問題点。
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デシタルの利点。
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デシタルでの訂正方法、誤り訂正の説明があり、
もっとも簡単な誤り訂正方式を、この後、実習で行いました。

他にもエラー防止の為、コマンドは同じのを2つずつ送るとか、
受け取りのデータ、連番の番号が途中抜けたら、それ以降はキャンセルするとか、
太陽活動が激しくなるとエラーが増えるなど、深宇宙通信は色々大変です。

今回のあかつきくんは、端午の節句ヴァージョン。
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ちょっと見づらいのですが、ペットボトルは福島あかつき桃、果汁100%
どこで売っているのでしょう。今度探してみます。
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金星探査機あかつきトークライブ16 その2 [あかつきトークライブ]

実習は2つあって、Akatsuki &Venus Rise-Set Chart 2015
(あかつきと金星の出没表2015年版)の作成方法は以下の通り。
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実は、この出没表は私が最初に参加したトークライブ4と、
翌年2月のトークライブ10でも作成していたので、今度もそうだろうと思い、
2013・2014年版を持ち込みして、3年間の軌跡を追って見ました。
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作図の縮小が異なる為、多少ズレがあるのは、ご愛嬌。
2015年の12日7日が再投入なので、あかつきと金星の位置は一緒になります。

こちらは姿勢制御、リアクションホイールの外付け体験版。
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左側の回転台の上に乗って、右側の円盤の把手を持ちます。
円盤を勢い良く回してもらってから、円盤を左右どちらかに傾けると、
あら不思議、そちらへ向かって身体が回転していく仕組みに。

ただ、人によって回りやすい方向があるらしく、実際に試してみましたが、
円盤を傾けて回りだす角度が、右と左では違うんですね。
回転台に乗る位置や、その人の重心の位置の違いによるものなのでしょうが、
そんなちょっとした事で変わる物を制御する、
宇宙機運用の凄さの一部を、垣間見させて頂きました。

次回のトークライブは、4月19日(日)10:00からです。
当初は18日予定でしたが、筑波宇宙センターの特別公開日の為、変更との事。
でも、2連戦は多分無理。体力持ちません……
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金星探査機あかつきトークライブ16 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ16に行ってきました。
朝10時からでしたが、昨日NHK7時・9時のニュースであかつき報道されたし、
ネット・新聞等でも取り上げられていた影響なのか、
今回、参加人数が100人越えていたそうです。
予定より早めに会場に着いたのは、ラッキーだったかも。

今回のテーマは「探査機の姿勢制御」
講師は成田伸一郎先生(JAXA)
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高校時代、理工学どちらへ進もうかと思った時、
若田宇宙飛行士がロボットアームを操作し、宇宙で作業しているのに影響受けて、
エンジニアとしての道を選び、工学系へと進んだそうです。
勿論、下地はあったそうですが、憧れって凄い力にもなりますよね。
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あかつきの話はそれほど無かったけれど、
太陽光圧の姿勢制御、最初ははやぶさで急遽実施したけれど、
イカロスは勿論、あかつきでも行われているとか。

惑星探査の図。
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1年間の留学先だったJPLツアー、写真で説明してくれて楽しかった。
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その中で、先日打ち上げられた地球観測衛星SMAPの、
フライトモデルを作っているクリーンルームも出てきたのですが、
大月先生の「嵐に邪魔されてSMAPが上がらない」と話題になった。
と、言うコメントには、会場で笑いが沸き起こっていました。
日本でないと通じないネタですが。

バレンタイン間近とあって、あかつきくんはチョコやお菓子に囲まれていました。
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金星探査機あかつきトークライブ15 その2 [あかつきトークライブ]

今回の実習は2つ。
炭酸水ペットボトルと炭酸キーパーで雲を作る実験
以下、説明文。手軽に手早く出来るので、ミニイベントにはオススメ。
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握力一本勝負で、挑戦。
ペットボトル内が白くなり、ボトル口から湯気のような物が上がっています。
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墨流しで、カルマン渦を作る実験。
用意するのは、牛乳のパック、墨汁、スポイト、割り箸、防水のテープ、半紙、水。
組み立てたパックに水を注ぎ、墨汁を垂らす。
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割り箸をゆっくり縦線を引くように動かし、渦を発生させる。
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そっと半紙を置いて写し取ったら、半紙を外し乾かして完成。
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処で、下に敷いてあるのは、「スペースニュース」と言う英字の学会誌!
数年前のものなのですが、参加した皆さんの興味惹きまくっていて、
これが翻訳無しで読めたなら!との呟きには、思いっ切り同意。

次回のトークライブは、2月7日(土)10:00からです。
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金星探査機あかつきトークライブ15 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ15に行ってきました。
朝10時からでしたが、相模原は結構冷え込んでいる感じで寒かった。
講演仕様、1枚重ね着していって正解でした。
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今回のテーマは「計算機の中の金星大気」
講師は杉山耕一朗先生(JAXA)
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今回は惑星大気の数値シミュレーションの話でしたが、
数値シミュレーションとは、物理法則を計算機に解かせること。
から始まり、実行までの流れ、
現実世界→数理モデル→離散化(デジタル化)→数値モデル
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……この時点で、全部理解するのは諦めました。
式とかは考えるな、感じろ!の世界かも。
ちなみにプログラミング言語はFortran。
私の学生時代には既に使われていたら、かーなーり年季モノ。

日本の数値天気予報の幕開けは、1959年気象庁に大型計算機の導入から。
(この為に建物1つ、増やしたとか)
現在、気象庁は世界有数の周知天気予報の拠点になりましたが、
数値予報が実用的になったのは90年代と、時間を必要としました。
やがて大型計算機の普及により、民間へと裾野が広かっていきます。
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金星大気のシミュレーションで知りたいのは、
スーパーローテーションや、運層での対流構造などですが、
観測データがほとんどないし、仮説を取り入れつつ総当たりで実行。
各機関が挑戦していますが、相互比較実験の結果がこれ。
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見事にバラバラで、やはり元と成るデータが無いと、
と言う事で、探査機「あかつき」に期待となりました。

クリスマス版のあかつきくん、H2-Aとはやぶさ2。
ペーパークラフト作成に、トータル100時間以上かかったそうです。
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金星探査機あかつきトークライブ14 その2 [あかつきトークライブ]

今回の実習は2つ。
スマホアプリを使った電波掩蔽で、まず、電波発信源はこちら。
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これは金属の板ですが、他に人体や紙コップ、水入りペットボトル等、
様々な材質のモノで電波を遮ります。
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未だ携帯使いなので、アプリは残念ながらダウンロード不可。
他の方のスマホ・モバイル画面を覗かせて頂きました。
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同じ物を使った場合、電波発信源の近くで遮る方が数値が減少しました。
位置が近い方が広範囲で電波を弾いて、届く量が減らせるからだそうです。

皆既月食はミニチュアを使っての説明。
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太陽の位置から写したので全部満月ですが、地球である輪の中心で一回転すると、
新月から三日月、満月と、月の満ち欠けが体験出来ます。

ライトを使って、皆既月食の再現。
地球の影に完全に入っている、皆既月食。
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こちらは部分食で、半分ぐらい半影食になっています。
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この時に、国立天文台の「皆既月食を観察しよう 2014」キャンペーンで、
皆既中の月の色の調査をお願いしているとのお話がありました。
色見本があって近いものを選ぶ形式なので、もし宜しければご参加下さいとの事でした。

次回のトークライブは、12月20日(土)10:00からです。
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金星探査機あかつきトークライブ14 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ14に、昨日行ってきました。
台風の影響で土砂降りな上、気温が一気に下がって寒かったです。
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今回のテーマは「あかつきの電波科学」
講師は今村 剛先生(JAXA宇宙科学研究所准教授)
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今回、ネット上にアップして良いのか確認し忘れた為、タイトルのみです。

電波とは何か?から始まり、電波掩蔽(障害物によって遮られる事)を図解で説明。
あかつきが金星を周回しながら発した電波が、金星の大気に掩蔽され、
その変化したものを地上で受信し、大気成分等の観測をするのだそうです。
使用する機器は、USO(Ultra-Stable Oscillator) 超高安定発信器
読み方は、ウソではなく、ユーエスオーです、念の為。

この方法は他の宇宙機でも使われていて、
日本も1989年のボイジャーの海王星観測に参加した他、
2007~2008年のかぐやで、月面近くに薄い電磁層があるのを確認。
そして2011年6月、あかつきが太陽コロナの隠蔽観測を行いました。

ちょうど太陽を真ん中に挟んで、地球とあかつきが並ぶ配置になり、
約一ヶ月、太陽の向こう側から電波を送信して観測しました。
こう書くと、地球とあかつきが太陽を挟む位置にくれば、
簡単に観測出来るような感じですが、実際は宇宙は平面ではなく立体。
惑星や探査機の軌道は、水平面を周っている訳ではありません。
以前話題になった金星の太陽面通過だって、次にあるのは100年以上も先。
地球から見て、太陽の見かけ上の位置近くを、
あかつきが通るのは本当に稀であり、またと無いチャンスだったのです。

この時のコロナの観測によって、太陽風の速さが位置によって変化する事が判明。
コロナが太陽よりも高温である謎の一因が、解き明かされるのかも。
(まもなく論文を発表する予定との事でした)

記念撮影時の、あかつきくん、チョコつきくん。
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Trick or Treat?
仮装はしていませんが、皆さんから差し入れのお菓子に囲まれていました。
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金星探査機あかつきトークライブ12 その2 [あかつきトークライブ]

実習のお時間、作成したのは2種類。
集めの方眼用紙を丸く切って、余った部分で台座を作り、円錐を作って穴をあける。
ビー玉を落とすと、重力に捕まってぐるぐる回って落ちる様が見られます。
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角度が少ないとゆっくりと、有ると速度を上げて、
何度も楕円軌道を描いて回ります。
1個ずつだけではなく、2個同時に入れるとか試すのも楽しい。
コンパスが無く紐を使って円を描いたので、多少不恰好なのはご容赦下さい。

こちらは私は作成しなかったので、材料と完成品。
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地球と金星の後ろに磁石が貼ってあり、
金属玉を転がして、上手くスイングバイ出来るのか。
号数は不明ですが、科学雑誌ニュートンに作り方が載っていたそうです。

ランチ回後、お見送りをしてくれた梅雨ヴァージョンのあかつきくん&チョコつきくん。
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次回のトークライブは、8月24日(日)13:30から。
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金星探査機あかつきトークライブ12 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ12に行ってきました。
今回も午前10時からとあって、朝、早起きして出発。
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階段前の手書きのホワイトボート、復活しました。
今回のテーマは、「日本の月惑星探査とあかつき」
講師は石井 信明教授 (JAXA宇宙科学研究所教授)

日本の月惑星探査なので、ペンシルロケットから、H2-A,B、
地球の重力圏の脱出方法、金星・火星に行く時の違い、
あかつき以前の探査機、「さきがけ」「すいせい」「ひてん」「のぞみ」「はやぶさ」
……ちなみに、「のぞみ」は話を始めたら、朝までかかるそうです。
水星探査予定のベビ・コロンボにも触れていて、到着まで6年、
水星は木星より距離は近くても、エネルギー的には遠いのだとか。

「あかつき」計画の目的や、名前の由来、探査機の概要などの話の後、
スペースクラフトを作る!と言う事で、あかつき手作り模型を使っての説明。
皆で前に集まって観ていたのですが、これが凄くわかりやすい。
耐熱の膜を張る前のあかつき。
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金色は太陽熱を遮断し、銀色は内部から熱を放射します。
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穴が開いている理由がこちら。
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全体を循環して冷やすのではなく、個別対応にしているのは、
1つ冷却異常があっても、他に影響せずそれだけで済むようする為。
別の面にある望遠鏡は、窓開き状態でした。
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完成版あかつき。記念撮影の為、怪盗あかつきくんが乗車。
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太陽電池バドル、あかつきのは裏面が熱反射の鏡仕様の為、
はやぶさの6枚のパドルと同じくくらいの重さになっているそうです。
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