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金星探査機あかつきトークライブ20 その1 [あかつきトークライブ]

金星探査機あかつきトークライブ20に行ってきました。
2012.08.05から始まりましたが、ついに今回が最終回。
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いつもは講演と実習ですが、今回は講演が2つとなりました。
「金星と地球の環境はなぜ違うのか?」
講師はリー・ヨンジュ先生。
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韓国の方ですが、金星環境の研究をしていて、
ビーナスエクスプレスから、あかつきチームとなったらしい。
日本語での講演は、初めてだったそうですが、
資料を使っての説明ではほとんど問題無くて、最後の質問コーナーで、
大月先生が質問の内容を、英語で説明したぐらいでした。

ガリレオから始まる、金星観測の歴史、
地上からの観測から、探査機による変容。
ソビエトのベネラ4・7・13・14号により、明かされていく苛酷な環境。
遠い昔、海があった金星は、どのように気候が変化していったのか。
太陽の光度が増し、海が蒸発し、暴走温室効果等々。

ちなみに、金星は今も変化していて、最近でもビーナスエクスプレスが、
・火山活動と推定された温度の変化
・二酸化硫黄の量の変化
・紫外線の雲画像のコントラストの変化
・スーパーローテーションの変化
を観測しているそうです。

「日本の宇宙開発-日本の科学衛星とともに-」
講師は井上浩三郎先生(JAXA)
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宇宙研の科学衛星にずっと係わってきた方でして、
生きた化石(ご本人談)には、ちょっと待った~!状態でした。

色んなエピソード満載で、時間が全く足りません。
ペンシルロケットからおおすみの創成期の話。
道川のロケット打上、国際地球観測年に参加した、高度60kmを越えたK-6、
打上失敗のK-8-10、爆発した時の写真は白黒でしたが凄かった。
内之浦、おおすみが5度目に成功するまで、どのような失敗があったのか。
成功した時の打上げシークエンスを含めての説明。

科学衛星と探査機は、ハレー艦隊のところで時間切れでしたが、
かーなーり飛ばして話を進めていて、資料画像の撮影も時に連写状態なのに、
とにかく話し上手で、面白くて、もっと続きを聞いていたかったほど。
裏話はどこまで書いて大丈夫なのかわからないので、略。
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