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バッタを異なる重力環境で育てたら [雑記]

バッタを「3倍の重力環境」で育てたら外骨格がパワーアップ!ただし5倍以上だと…
チームは成熟手前のトノサマバッタを集め、1G・3G・5G・8Gの
4つのグループに分けて、それぞれの重力下で2週間飼育しました。

まず2週間後のバッタの生存率は、対照群の1Gで76%だったのに対し、
3Gでは81%とわずかに上昇していました。

ところがそれ以上の過重力だと生存率が急に低下し、
5Gで51%、8Gでわずか7%となっています。
X線で調べてみると、3Gのバッタにおいて外骨格や
脚の強度が最大化し、折れにくくなっていたのです。

これらの結果は3Gの過重力においてバッタが最も強靭化し、
5G以上では逆に弱体化することを示すものです。

宇宙飛行士が国際宇宙ステーションの微小重力下にいると、
筋肉量や骨密度が低下するのは知られていますが、
昆虫の外骨格が重力の変化にどう反応するのか、
分かっていなかった為、行われた実験。

特注の遠心分離機に、飼育ケースを取り付けて、
3G・5G・8Gの過重力空間を作ったそうです。

結果として、3Gが一番強化されたバッタとなって、
重力かけ過ぎても、駄目だとわかった訳ですが、
乗り物酔いする身としては、真っ先に思ったのが、
トノサマバッタ達、良く頑張ったなと……
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