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鋼の錬金術師、最終巻 [コミックス]

鋼の錬金術師 27』(荒川 弘 著 ガンガンコミックス スクウェア・エニックス)
最終巻である27巻が昨日、11/22に発売されました。
連載の少年漫画でありながら、綺麗に終幕まで魅せてくれた、
作者及び関係者の方々に、多大な感謝を。

1巻が出たばかりの頃、少年・青年漫画のコミックス紹介のサイトと、
女性が自分好みの雑誌・コミックスを紹介するサイトが、
紹介するコミックスの傾向が違うにも係わらず、どちらも絶賛していたので、
これは面白そうだと翌日買いに行って、それ以来、ほぼ発売日に購入してきました。
年3冊なので、9年連載した事になるんですね。
2度のアニメ化や映画化と、普通は無駄に引き伸ばしたり混迷したりしますが、
人気に踊らされる事なく、こつこつと物語を積み重ねていきました。

この話の良い処の1つが、大人達がちゃんと主人公達を見ていて、
悪ければしかったり、道筋を示してくれる事です。
エドワードとアルフォンスのエルリック兄弟は、
錬金術師としての才能も実力も、かなりのものですが、
それでも、彼らが持ち、そして知った重い現実に潰れなかったのも、
「誰もオレ達兄弟に「あきらめろ」って言わなかったじゃないか!!!」
ギリギリのところで主役にそう思わせる大人達って、カッコいいじゃないですか。

しかし、エルリックと言うと、昔の小説で、病弱で魔剣が無くては生きていけず、
恋人もその剣で殺した亡国の王子の名前と、どこか不吉なイメージがあったので、
最初の頃は、大丈夫かな、この兄弟。どちらかが死ぬような事はないかな。
と、心配していたのも、懐かしい思い出です。
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異界と現世が交わる魔都 [コミックス]

血界戦線-魔封街結社 1』 (内藤 泰弘 著 ジャンプコミックス 集英社)
紐育崩壊後、一夜にして構築された都市。
異界と現世が交わるこの魔都に於いて
世界の均衡を保つ為に暗躍する秘密結社が存在した!!
(コミックスより)

ジャンプSQで短期集中連載分と、読み切り掲載されたものが載っています。
異界と現世が交わり、日常に化け物が闊歩している都市、ヘルサレムス・ロット。
こに来てまだ3週間の「ヘルサレムス・ロットの歩き方」編の記者をやっている、
レオこと、レオナルド・ウォッチの視点で語られます。

一癖どころか、山ほど癖がある、本当に人間か?と、言う人物達や、
化け物がてんこ盛り状態で、無法地帯と化している都市は騒動が絶えなくて。
でも、陰謀あり、退廃あり、熱血あり、お笑いありと、
内藤節は変わらずで、続きが楽しみです。
人間外では、一話から出てくる音速猿が、なかなか可愛くてお気に入り。

残念だったのは、一番最初の読み切りが未収録なのと、
カバー下のおまけが無かった事。
トライガンのコミックスが色々とお遊び満載だったので、
今回もと思ったのですが、出版社が違うので無理だったのでしょうか。
ちなみに最初の読みきりは、今ならジャンプSQの公式サイトで読めるようになっています。
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最終巻は10/23発売 [コミックス]

ふたつのスピカ15』(柳沼 行 著 MFコミックス メディアファクトリー)
只今、NHKでテレビドラマ化されていますが、
原作コミックス15巻が今月発売となりまして、巻末にて、
次の16巻が最終巻であると、明記されていました。

宇宙飛行士コースで4年次に進級、つまり宇宙飛行士になれるのは1人だけ。
3年間共に学んだ仲間も、他のコースへ編入、大学等、
各自それぞれの道を歩み出していきます。

2001年から連載されているので、完結まで9年かかった事になります。
新人で、マイナーな雑誌に、宇宙飛行士と地味な題材と絵柄。
打ち切り、もしくは雑誌が廃刊にならないか等、本気で心配していただけに、
最後まで描き続けてもらえたのが、本当に嬉しい。

ドラマでは、アスミは実技のみで、学科は落ちこぼれらしいのですが、
原作では英語以外、トップクラス。
それは、子供の頃からずっと「ロケットの運転手」になる夢を実現せるための努力の賜物。
ライトノベル『星虫』の主人公と重なるのですが、性格はかーなーり違います。
読み比べてみるのも、一興かもしれません。
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次世代モノのハーメルン [コミックス]

ハーメルンのバイオリン弾き ~シェルクンチク~ 』 (渡辺 道明 著 ヤングガンガンコミックス)
『ハーメルンのバイオリン弾き』から時は流れ、子供達の時代へと移っています。
タイトルでもあり、主役の1人の名でもある、
シェルクンチク(щелкнчик)とは、くるみ割り人形の意。
これが意味するものは、果たして……

連載がヤングガンガンで始まったのは知っていましたが、
先日、1巻を古本で購入するまで、躊躇っていました。
原作、初期の頃は呼んでいましたが、途中でループ展開になった時に、
手持ちのコミックス全巻売り払って、投げ出してしまったので。
一応、物語はどうなったのかは知っていますが、
正直、あの2/3の巻数で納めてくれれば、ファンのままだったのに。
そんな訳で、最後まで読み続けられるのか、否か。
微妙なラインですが、2巻までは前作の遺産を上手く使っています。

実は、ハーメルンのバイオリン弾きは、先に原作コミックスを読んでいたにも係わらず、
アニメをLDまで揃えたと言う、私にとって稀有な作品でもあります。
原作ファンからはかーなーり不評だったようですが、
あそこまでギャグ無しのシリアス版、鬱展開全開、
救いの無い別物にしてしまうのは、凄いのかもしれない。
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ふたつのスピカ、ドラマ化 [コミックス]

ふたつのスピカ』(柳沼 行 著 メディアファクトリー MFコミックス)
明日8時からNHK総合で、7回シリーズとして放映されます。
原作コミックスは14巻(今月下旬15巻発売)ですが、この回数に纏めるので、
宇宙飛行士を目指す少年少女の物語に、重点を置いたそうです。
設定も色々とアレンジされていますが、実は、一番安堵したのが、
ライオンさんの出番が無い事だったりします。
以前放映されたアニメはまだしも、実写でライオンさんを違和感無く出すのは、
かーなーりハードルが高いと思いますので。

好きな小説・漫画の映像化作品は、人物達の声のイメージが消えてしまうのが嫌で、
基本的に見ないのですが、この作品はJAXA全面協力の為、
予告でちらっと写る訓練シーンとかも、つくばの施設で行っているらしく、
宇宙飛行士の方々が実際に使われている施設を、
実演付きで見られる数少ない機会なので、ちょっぴりジレンマに陥り中。

3月からの若田宇宙飛行士ISS長期滞在、6月のかぐや月面落下、7月の皆既日食と、
宇宙関連のニュースを多く目にするようになった、今だからこそのドラマ化ですが、
どうか宇宙に思いを馳せる人が、1人でも多くなりますように。
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銀の懐中時計 [コミックス]

再度アニメ化になった「鋼の錬金術師」、1巻から初版で買い続けています。
1巻の発売当時、コミックス中心の紹介をしている、
本の傾向が異なっているサイト2ヶ所に、出入りしていたのですが、
発売同時に、双方でかなり好感度の高いレビューが上がった珍しい本だったのです。
1年以上通ったけれど、同じ本が取り上げられたのって、
他に2~3冊ぐらいしか無くて、それらは既に自分が買っている作者の作品でした。
ならばと思って買ってみたら、思いっ切り大当たりだった訳です。

もっとも基本的に先に原作から嵌った小説・コミックスが、アニメ・実写で映像化されても、
自分の中の声のイメージが上書きされて消えてしまうのが嫌で、
観る事は皆無と言って良いほど無いので、
誰それの声が変わったとか、特に気にせず済んでいますけど。

今回、気になったのは、TVアニメ新シリーズ放送&最新GC22巻発売を記念して、
ファン待望のスペシャルグッズとして、 エドの銀時計が発売になると言うもの。
お値段、7000円だですが、懐中時計好きとしては、ちょっと心惹かれるものが……
実際、会社で懐中時計、愛用中ですし。

明日発売のコミックスに、詳しい申し込み事項が載ったチラシが入っているので、
申込方法等、確認してみようと思っています。
本誌を購入しないと、申込用紙が手に入らないってパターンなのかな、やっぱり。
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地元の書店 [コミックス]

本日発売のコミックスを、地元の書店へ買いに行きましたが、新刊コーナーにありません。
同日発売・同出版社の他のコミックスはあるので、書店員さんに聞いてみた処、
「1冊入荷しましたが、既に売れてしまったようです」
……「将国のアルタイル」、新刊は4巻で未だ連載中でありながら、入荷は1冊のみとは。
確かに、1~3巻も地元では手に入らなくて、都内で購入する破目になりましたが、
大手の出版社のコミックスでも、マイナーな作品だと地元では手に入らない現実……

結局、少し離れた大型書店へ行って、やはり他の店では扱わなくなった季刊誌と共に、
無事入手出来ましたが、このままだといずれはCDやDVD同様、
ネットで購入って事になってしまいそうです。
店頭にて実際に見て、手にして、面白そうだと思った本を買うのも楽しみの一つなので、
出来るだけ地元の書店で買うようにしていますが、発売日当日でも駄目。
と、なると、やっぱり辛いものがあります。
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飛翔する鷲 [コミックス]

将国のアルタイル 1 』 (カトウ コトノ著 シリウスコミックス 講談社)
犬鷲使いの少年将軍、乱世に挑む!
二大国家を揺るがすエキゾティック英雄譚!

本の感想をあげているブログで、なかなか興味のある内容で紹介されていまして、
さて、試しに1巻を。と、思ったのに、地元の書店で見つかったのは最新刊の3巻のみ。
それも1店だけで、他の書店では影も形もありません。
ネットで注文しようかとも思いましたが、どうせ週末都内へ出るから、
それからでも遅くないと言う事で、無事、入手してきました。
帰りの電車の中で読み出して、そのまま自宅で一気読み。

12年前の戦乱で、主人公マフムートの犬鷲の部族は彼以外全滅。
その悲劇を繰り返したくなくて、若くしてトルキエ将国の将軍となったのだが……
優秀ではあるけれど、同僚の将軍や敵対するバルトライン帝国の大臣には、
戦術的に勝っても、戦略的にはまだまだ及ばず、
そのたびに、自分の力不足を思い知らせる事になる。

巻ごとに一区切りついて、次の舞台へ移ると言う組み立て。
どうやら、作者は新人らしいのですが、歴史好きの方なのでしょうか。
架空の国の物語ですが、モデルとなった国・都市を見つけるのも、
楽しみの一つかもしれません。
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ロボットのいる風景 [コミックス]

まるいち的風景』 全2巻 (柳原 望著 白泉社文庫)
家庭用、行動トレース型ロボット「まるいち」
登録された動作を真似するだけの、非自律型ロボットです。
どこぞの歩くケータイのような自我は勿論、ペット・ロボットのような動作も一切無し。
顔も、口のない至ってシンプルなデザイン。

タイトルに「風景」とあるように、製造・販売元のKAMATA「まるいち制作室」のメンバーと、
そこでバイトしている主人公が、「まるいち」に係わる日常を描いた物語。
文庫化に当たって、以前のコミックスに未掲載分と、書き降ろし一編を加えてあります。

ほのぼのとした作風で、派手な事件がおこる訳ではありませんが、
家庭用ロボットが導入されて、便利になる反面、
機械と対応する事によって起こるトラブル、道具として犯罪に使われる危険性など、
ロボットが日常に入ってきた時、人はどう扱い、受け止めていくのか。
開発者の「泣くのも笑うのも人間の仕事だから、まるいちに任せちゃいけない」
は、名言だと思います。
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ボーイ・ミーツ・ガール [コミックス]

この処、なかなか書店へ行けなかったのですが、
ネット等でオススメされていて、気になっていた本を2冊、購入してきました。
ねじまき星とアオイソラ』(刻夜セイゴ MFコミックスアライブシリーズ メディアワークス)
銀色ふわり』(有沢まみず著 電撃文庫)

コミックスとライトノベルですが、
普通の男の子と、宇宙人だったり、機械を通さないと認識出来ない、
普通じゃない女の子との、ボーイ・ミーツ・ガール。
ねじまきは夏の島、銀色は冬の都会と、舞台・季節は正反対。
でも、表紙に可愛い女の子が描かれているのに反して、
内容はさり気なくシビアで、読んだ後に切なさが残るのは似ているかも。

傑作や佳作と言うより、良作って感じでしょうか。
どちらも1冊で完結なので、気軽に手にとってもらえるかなっと。
もっとも、読書感想文向けの本では無いですけど。
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