これ、持って帰らないと怒られるんで

ウルトラマントリガー　第8話「繁殖する侵略」
あらすじは、テレビ東京：ウルトラマントリガー　ストーリー参照

街全体で大規模なシステム障害が発生し、
世界中の重要施設が、サイバー攻撃を受け始めてしまう。
ついには、ナースデッセイ号のシステムまで潜入されてしまい、
GUTS-SELECTのメンバー達は、対処に追われる事に。

ケンゴとハルキの、ウルトラマン変身時にあるある話。
これはもう、経験者しかわからないって事で盛り上がっていますが、
何故に仕事中のアキトを、間に挟んで会話するのでしょう。
仲間内って感じで、観ていて楽しいですけどね。

世界中の重要施設、及びナースデッセイ号のシステムに、
サイバー攻撃をしかけてきたのは、
三面怪人ダダ（ PDO-3A）コンピューター生命体。
研究室のアキトと、指令室の各自で対処しているのですが……

ナースデッセイ号の操舵を、自動から手動に切り替えたのに、
勝手にナースキャノン発射モードとなり、
「俺の船で勝手はさせないぞ。ど根性！」
テッシンの力技で船首を挙げて、街への直撃を阻止。

GUTSファルコンのVR操縦システムに送られた駆除プログラム。
メインシステムのダダの浸食箇所を叩く為ですが、
ナナセのゴーグルに映し出された画像は、
昔懐かしのシューティングゲーム。
「こんなの、無理ゲーじゃ！」と叫ぶ心理、わかります。

マルゥルやルナも配線繋いだりして、忙しく動き回っている中、
一人微動だにせず、席についているタツミ隊長と、
船内に不法侵入なのに、誰からも咎めらず、
自由気ままにしているイグニス。

そして、キングジョーストレイジカスタムがダダに乗っ取られ、
ケンゴとハルキが、GUTSスパークレンスを使用しての同時変身。
でも、折角の見せ場なのに、ハルキが次はどうやるんだろうって、
隣のケンゴをチラ見しつつ、動作を真似て変身していたりと、
いずれも緊迫した状況なのに、どこかコミカルで。

今回は、トリガーとゼットが次々とタイプチェンジ。
キングジョーは、特空機の中でも高性能でしたが、
コンピューター生命体ダダが乗っ取っているので、
有人では不可能な高速移動や攻撃が出来るんですよね。

以前読んだ小説で、AI搭載の戦闘機が攻撃を避ける為、
人間が耐えられない操縦をして、機体は基地に帰還したけれど、
パイロットは死亡していたと言うのがあって。

ゼット本編では、いつか敵対するのでないかと言われつつも、
最後まで味方だったキングジョー。
ウルトラマン二人がかりでも大苦戦でしたが、
トリガーとゼットの必殺技によって、破壊されてしまいます。
「ご免な、キングジョー、また直してやるからな」
特空機として自分も操縦していただけに、
必殺技を放つ前のハルキの覚悟が切ない。

戦闘後、キングジョーの破片を拾い始めるゼット。
「何してるんですか」
「これ、持って帰んないと怒られるんで」
ウルトラマンが声かけあって、拾い集める姿は実にシュール。
バコさんとストレイジ整備班の苦労が偲ばれます。

次元を斬り裂けるベリアロクのおかけで、帰還出来るハルキとゼット。
ゼットライザーが故障しているので、
GUTSスパークレンスを借りていく事になりました。

ゼットを見送って、あれこれ言い合いながら、
醤油味の美味しいラーメン屋に向かうケンゴとアキト。
ほのぼので終わるのかと思いきや、研究室に戻ったアキトに、
ユナが自分やナザレについて問い詰めている処で終了。

2回に渡ったお祭り要素満載のゲスト回でした。
ウルトラマンゼット好きとして、懐かしい＆楽しい回でした。
そして次回から、本編の謎解きが開始されるようです。