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超広視野CMOSカメラ「Tomo-e Gozen(トモエゴゼン)」が小惑星を発見 [天体]

「トモエゴゼン」は見逃さない。東京大学木曽観測所の最新鋭観測機器が小惑星を発見
東京大学木曽観測所は2019年3月20日、同観測所の105cmシュミット望遠鏡に
取り付けられた超広視野CMOSカメラ「Tomo-e Gozen(トモエゴゼン)」を
用いた観測により、地球接近小惑星「2019 FA」を発見したと発表しました。

超広視野CMOSカメラ、直径9度(満月の見かけの直径の18倍)の
視野を持つ105cmシュミット望遠鏡との組み合わせで、
わずかな時間で変化する現象を捉える為に開発されました。

「ハッブル宇宙望遠鏡」や「すばる望遠鏡」などの望遠鏡だと、
対象を高解像度で見る能力は高いけれど、
広い視野を見渡すのには、向いていないんですよね……

ちなみに気になった名前の由来を調べてみると、
木曽義仲の片腕として源平の世を駆け抜けた、
日本史上最強の女子「巴御前」からとの事。
(天文月報2017年1月
木曽超広視野 CMOS カメラ Tomo-e Gozen による重力波可視光対応天体の探査(酒向重行)

現在は、合計84個のセンサーのうち、4分の3にあたる63個が稼働中で、
今回は1夜分の観測データから見つかりました。
今後、観測を年間100夜程度実施していくつもりだそうです。
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