SSブログ

第4回宇宙フェスタさがみはら その1 [講演、特別・一般公開]

12/7、相模原市釣博物館の第4回宇宙フェスタ相模原に行ってきました。
CIMG9454.jpg

CIMG9450.jpg

この日の朝10時から発売になるチケットをコンビニで確保する為、
早めに自宅を出たので、着いたのが12時半過ぎでしたが、
既に順番待ちの列が出来ていたので、いそいそと並んで順番待ち。
今回は講演の写真は不可ですが、開始前の展示などは撮影OKでした。
CIMG9451.jpg

CIMG9452.jpg

小惑星イトカワとリュウグウ。
縮小率は違いますが、表面の色は似せてあるそうです。
リュウグウ、本当に真っ黒。
CIMG9453.jpg

「はやぶさ2」による難攻不落の「リュウグウ」の攻略
はやぶさ2プロジェクトエンジニア 佐伯孝尚

はやぶさ2の特徴、多彩な飛び道具と言う事で、
ターゲットマーカ、ミネルバ、インパクタなどの他に、
まだ飛び出してはいませんがと、再突入カプセルを紹介したのは笑った。

リュウグウ到着前、全く暇では無くて忙しかった。
・スケジュール検討
前半スケジュールは、到着よりずっと前にデイリースケジュールを作成
運用難易度が徐々に上がっていくように工夫
後半スケジュールは、到着後にリュウグウの自転軸方向に応じて、
スケジュールを決定する方針、組み換え方式

・コンティンジェンシー計画
不測の事態が発生した場合の計画も作っておく。

新聞などで、緊急上昇すると失敗したように報道していますが、
探査機の安全を確保する為に変更しているのであって、失敗では無いとの事。

運用訓練は、「LSS」(Landing Site Selection:着陸点選定)訓練と
「RIO」(Real-time Integrated Operation:実時間統合運用)訓練。
RIO訓練は48回、仮装リュウグウ、Ryugoidを使って行ったそうです。

それだけの下準備があったからこし、1年半で帰還が出来たと。
NASAのオサイリス・レックス、約1年前にベンヌに到着しているのに、
未だ着陸地点が決まっていないと言われて、納得。

リュウグウ到着後、接近して徐々に鮮明になってくるリュウグウ。
今思えば、一番ワクワクしていた時期とのコメントには、涙……

小惑星リュウグウの全貌が、次第に明らかになっていくなかで、
唯一良かったところが、自転軸が軌道面垂直であった事だそうです。
無間地獄、平らなところなどどこにも無い!
1、岩の少なそうな場所を探す
2、近寄って撮影してみる
3、岩の多さに愕然とする
の繰り返しだったらしい……
安全にタッチダウンするのに、65cmを超える岩は危険。
機体下面が岩に当たると、損傷する可能性があるから。

着陸地点を決めるまでも大変なのに、
最初のタッチダウン開始予定時間に動かなくて、
5時間遅れで開始したけれど、2分ぐらい前まで設定していた。
TD1で光学系のセンサーが曇って、何10%も低下してしまい、
TD2では高度を下げて測定していたなど、
今回、聞いた話だけでも、リュウグウを攻略するのが、
如何に大変だったのかと、思わせるものでした。
コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。