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古生物たちのふしぎな世界 [本・小説]

カラー図解 古生物たちのふしぎな世界 繁栄と絶滅の古生代3億年史
(土屋 健 著 田中 源吾 協力 講談社 ブルーバックス)
5億4100万年前からはじまる古生代。
「カンブリア紀」「オルドビス紀」「シルル紀」「デボン紀」「石炭紀」「ペルム紀」と、
およそ2億8900万年にわたり、いまでは絶滅した古生物たちが生存競争をくりかえしていた。
大量絶滅事件“ビッグ・ファイブ”が何度も起こり、“恐竜時代”の中生代へとつながっていく。
生態系の覇権をめぐる古生代のふしぎな古生物たちの物語を、
100点に及ぶ精緻なカラーイラスト&化石写真で解説します。
(講談社BOOK倶楽部 より)

あなたがご存知の古生物は何でしょう?
え?
「そもそも『古生物』とは何か」 ですって?

この問いかけから始まるこの本では、古世代を生きた古生物達を、
カラーイラストや化石写真を使って紹介しています。
さすがにイラストで描かれた生物の色彩は、あくまで想像したもの。
化石では色まではわかりませんから。
恐竜なども一緒ですが、逆にそれだけに観察・創造力が求められる世界です。

プロローグ、先カンブリア紀、謎のエディアカラ生物群の後、本編。
まずはカンブリア紀から始まります。
表紙の真ん中を飾る、有名処のアノマロカリスを始め、
三葉虫の化石写真三昧とか、カンブリア大爆発はやっぱり面白い。
個人的にご贔屓のピカイアも載っていました。

それから、アンモナイトやウミサソリ、魚類など、
オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、ペルム紀、
紀それぞれに栄華を極め、今は化石にしかいない古生物達。
地球の環境を含めて、彼らがどのように生きていたのか、
思いを馳せてみるのも楽しい。

謎の多い古世代ですが、図解だけではなく、
年代順にコンパクトに1冊に纏められていて、入門書としてわかりやすかった。
化石を見に行く時などに、読み返したい本です。
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