はやぶさ2トークライブVol.2 その1

相模原市立博物館で開催された、はやぶさ2トークライブVol.2

午前中用事があったけど、それが早めに終わったので、
1時半過ぎに博物館へ行ったら、既に列が出来ていました。
でも、おかげで最初に上映されたLIVE製作のはやぶさ2新作ビデオ、
（なんと、吉川真先生の生解説付き!）
前の方の席に座れたので、鮮明に観られる事が出来ました。

「小惑星探査機はやぶさ２の往復航行を実現するイオンエンジン」
講師は西山和孝先生(ＪＡＸＡ)

イオンエンジンの種類。
いずれも長所・短所あって、エンジンの出力を上げたければ、
電気か燃料をくれ。と、なるのは一緒。

はやぶさイオンインジンのご先祖様。
Yoshinoとは、地名（芳野台）からとったもの。

他に耐久試験装置や、電極グリットの耐久試験前・後の説明など。
ツィオルコフスキーのロケット公式が出てきた時には、
見た事あるけど解けません状態……

「はやぶさ」の運用スーパーバイザーのグラフ。

一番長かったのが西山先生。本当にご苦労様でした。
ちなみに「はやぶさ2」の通常時の運用人数は増えたとか。

はやぶさのイオンエンジンで起こった不具合への対策。
・イオン源Ａが7.5時間で不安定となったのは、
急遽部品を交換したが、その後の動作確認を十分だった為。
はやぶさ2では十分に調整済みの状況で打ち上げたり、
実際に使用する点火上限3.5sccmより上の、5sccmまでの点火確認を行った。
・中和機B.C.Dが、約1万～1万5千時間で使用不能、推力制限状態では、
磁場を強化して、スパッタリングによる各部品の質量変化率を半減したそうです。