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返せ。それは俺達の武器だ [仮面ライダードライブ]

仮面ライダードライブ 第46話「彼らはなぜ戦わなければならなかったのか」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダードライブ ストーリー参照

りんな達の協力により、ドライブとハート、メディックはバリアを突破し、
シグマサーキュラーのある最上階を目指す。
地下駐車場では、ゴルドドライブとマッハの最後の戦いが行われていた。

チェイスの自爆でも、倒せなかったゴルトドライブ。
バラバラになったチェイスの機器と服の破片を、投げ捨て、蹴飛ばしつつ、
プロトゼロの犠牲は、無駄死にで無意味だと侮蔑する。
「だったら、てめえの存在も無意味だな。人間じゃねえ奴が、こんなに優しいのによ。
腐りきったお前の心こそ一番愚かだ」
人の心を持った機械と、外道と化した元人間。

でも、本調子ではない為、マッハで戦っても叶わない。
再び倒れるが、最後まで素直になれなかった自分に悔やむ思いと、
チェイスの命を奪った蛮野への怒りで、またも立ち上がり、
「行くぜ、チェイス。一緒に戦ってくれ」
シグナルチェイサーを使って、チェイサーマッハへ。
この時、チェイスと同じ動作、ドライバーを拳で叩いて変身と言うのが……

パワー溢れる攻撃と素早い移動は、チェイサーであり、マッハである。
動きを止められ、シンゴウアックスとゼンリンシューターによる、
ゴルドドライブからの攻撃も、魔進チェイサーのチューン用バイラルコアが守る。
「返せ。それは俺達の武器だ」
ボディはマッハ、自らを指す腕先はチェイサーと、まさに俺達の武器であり、
奪い返してゴルドドライブへの攻撃に使ったのが嬉しかった。

ゴルドドライブを倒した後、駆けつけた霧子に、
「こんな事になるなら、あの時はっきり言ってやりゃ良かった。
お前はもう、俺のダチだって」
泣きながら縋り付く剛には、歳相応の幼さが垣間見えていて。

霧子が進ノ介にチェイスの死を告げた時の、
「チェイスは、剛を守って力尽きたそうです。彼は最後まで、私達の守り神でした」
最初にプロトドライブで霧子を助け、最後にチェイサーで剛を守った。
詩島姉弟にとってチェイスは、死神ではなく守り神……

そして、ハートにとって白い女神であるメディックもまた、
最後の力で彼女が助けたのは、ロイミュードの敵であった進ノ介だった。
「今ならわかる、ブレンの気持ち。ハート様と、貴方の勝利を信じます」
ブレン同様、今のハートが一番必要とする者は誰なのか。
主観抜きに判断し、自らの命を顧みないほど彼女の思いは深く、
今までメディックが去り際の捨て台詞だった「こきげんよう」も、
全く意味合いが異なる、幕引きの言葉となりました。

最初から泣きっぱなしとなった回。
逝った者達はもう何も語らず、残された剛、霧子、ハートと進ノ介の、
嘆き、悲しみ、悔しみが切ない。

あと、蛮野の意識が入ったゴルドドライバーを破壊するのは、
劇場版で進ノ介がベルトさんを破壊するシーンと、同調しているけれど、
「それでいいのか」とチェイスが叫ぶ中、
泣いて叫びながらシンゴウアックスを振り下ろす進ノ介に対して、
今回は「イッテイーヨ」とシンゴウアックスが告げると、
「逝っていい、ってさ」と、昏い笑みを浮かべて剛が躊躇いなく振り下ろす。
ベルトさんと蛮野の対照的な有り様を、明確に描き出す製作陣に、脱帽です。
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