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一つの大陸の物語 [本・小説]

11年続いた物語が、ついに完結しました。
一つの大陸の物語〈上〉 〜アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他〜
一つの大陸の物語〈下〉 〜アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他〜
(時雨沢 恵一 著 電撃文庫)
さすがに全巻リアルタイムではなくて、読み始めたのは「アリソン」は全巻出ていて、
「リリアとトレイズ」はまだ発売前だから、2004年頃になるのでしょう。
親世代から子世代、そして友人達の話と、息の長いシリーズでしたが、
最後はオールスターキャストでお送りしました状態。
読み終えるまで下巻のカラーピンナップは、見ない方が安全です。
うっかり見てしまった者より、心から忠告します。

時間的には、「リリアとトレイズ」の後になります。
作品としてはアレコレ詰めすぎて、いささか散漫になってしまいましたが、
上巻は上級学校が主な舞台なので、子世代が中心。
下巻は親世代が活躍していて、アリソンとヴィル、
やっぱり、この2人は一緒にいないと。と、思わせてくれました。
過激に突っ走るアリソンと、静かに爆走するヴィル。
お互いに相手の癖や特技も知っていて、信頼するのに躊躇いがない。
女の子の方が軍人で、凄腕の戦闘機乗りって設定も良かった。

「リリアとトレイズ」だと、リリアだけが何も知らされずにいて、
これと言った特技も無く、ただ守られているだけになっていて、
対等な立場でなかったので、物足りなかったんですよね。
「一つの大陸の物語」でも、一番活躍の場が少なかった感じ。
新聞部の活動があったメグより、出番ないような……

さらっとあちこちでそれまで出てきたキャラが出てきますが
まさか、締めにあの人まで現れるとは、思いませんでした。
このシリーズでは「アリソン」が一番好きなので、下巻の表紙は嬉しかったです。
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