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火星探査車オポチュニティ、5度目の冬 [天体]

9年目を迎えたオポチュニティと、命運を握る火星の風が織り成す模様
火星での活動開始から9年たった探査車「オポチュニティ」が
5回目の冬を迎えようとしている。

火星探査車「オポチュニティ」は2004年1月25日、
裏庭ほどの大きさのイーグルクレーターに着陸した。
その後、昔の火星が湿潤な環境であった証拠を発見するなど、
当初計画されていた活動期間3か月の間に全ての目標を達成した。

さらに4年にわたって、直径800mほどのビクトリアクレーターで調査を行った後、
直径約22kmのエンデバークレーターへと移動し、
石膏を発見するなど成果を挙げ続けている。

オポチュニティ、当初の活動予定が双子のスピリット共々3ヶ月だったのに、
探査を始めて9年目に突入した今も、稼動しています。
残念ながらスピリットは一足早く、2011年5月に運用終了ですが、それでも凄い。
勿論、NASAの運用担当の方々の努力の賜物でもありますが、
こういう話を聞くと、届かないとわかっていても、火星に向かってオポチュニティ、頑張れ。
と、思わず声援を送ってしまうのは、日本人ならでは?

火星の1年は地球のほぼ2年にあたりまして、
オポチュニティは火星で5度目の冬を迎えようとしています。
この冬は、太陽電池パネルが太陽面を向きやすいように
2012年中頃まで、斜面の上で留まるそうです。
スピリットとの通信が、発電不足の為に途絶えてしまったので、
そうならないよう、冬が終わるまで日当たりの良い場所で待機と。

冬が終わり、「風」が太陽光パネルの表面を綺麗にしてくれれば、
エンデバークレーターの縁で粘土鉱物の探索を行う予定となっています。
どうか、オポチュニティが無事、この火星の冬を乗り切れますように。
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