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君も宇宙ヨットで太陽系の旅へ! [天体]

宇宙ヨットで太陽系を旅しよう―世界初!イカロスの挑戦―』(森 治著 岩波ジュニア新書)
世界で初めて,宇宙空間で大きな帆を広げ,太陽光の力で加速した究極の宇宙機「イカロス」.
製作が遅れたらただのオモリ?! 日本の折り紙がヒント? 
イカロスでやさしい物理の法則がわかる? 
高校時代からひたすら宇宙への夢をめざしてきた著者が,その道程と宇宙工学の魅力,
日本の技術について熱く語ります.(岩波書店サイトより)

森PMを直接お見かけしたのは、昨年の筑波宇宙センターの秋の公開日。
展示していたのは、IKAROSの写真や、資料、
webクリエーション・アウォードの「気になるweb人で賞」のメダル。
そして、いつ行っても、立ちっ放しでIKAROSについて熱く語り、
候補となっていた何種類もの折り紙を見せて説明し、
何人もの質問に答えていて、ちゃんと食事とったのだろうか?
休憩はしているんだろうか?と、心配してしまったぐらい。
何より、ちゃんと素人にわかる言葉で説明をしていたので、
本当に頭の良い人なんだなっと思い、トップに立つ人の凄さを知りました。

そういう人が子供を対象として書いた本となれば、
難解な言葉は使わずに、でも本質をきっちりと語っていて、
IKAROS入門編として、大人にもオススメ出来る内容です。

第2章 イカロス、誕生 は、イカロス計画の苦労を語っていますが、
低予算・短時間、しかも開発が間に合わなかったら、
未完成のまま打ち上げられてしまう、「オモリの刑」
さらっと書かれていますが、仕事をした事がある人なら、
我が身に置き換えてみたら、ぎゅっと胃が痛くなるのは間違いないでしょう。
でも、それにも増して、プロジェクトへの熱い思いが伝わってきます。

そして、第5章 君も宇宙ヨットで太陽系の旅へ!
工学はおもしろい。挑戦していく事、夢を見つけること。
子供達が科学離れと言われる昨今、
この章は宇宙に興味が無い子にも、読んでもらいたいなと思いました。
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