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わかってる。無茶はしねえよ、相棒 [仮面ライダーW]

仮面ライダーW 第27話「Dが見ていた/透明マジカルレディ」
あらすじは、テレビ朝日:仮面ライダーW STORY 参照

探偵事務所にやってきた姿無き依頼人リリィは、なんとドーパント。
だが、インビジブルのガイアメモリに、バグが発生しているらしく、
身体からメモリが出てこなくなり、身体が透明になったり、
現われたりする事が、自分の意志で出来なくなってしまって……

ついに照井が家族の仇である、ダブリューのメモリの持ち主、
ウェザー・ドーパントと対決する回。
なのに始まりは、探偵事務所組と共に外食と言う、なんとも珍しい光景から。
ちなみにその理由が、タダ券を4人分もらったから。
亜樹子がそう説明するだけで、視聴者まで納得させてしまうのが凄い。
基本的にそういう事は隠さず、あっさりと言いそうな性格だし。

だから、照井が真顔のまま、
「今度から金を取ろうか?所長」と、切り替えしても
「ああっ、それはご勘弁を!」
「おい、照井が今、冗談言ったぞ」
「彼が僕らに馴染んできた証拠じゃないかな?」
と、和やか(?)な会話が成立する訳で、彼も随分馴染んできたなっと。

そんなほのぼのさも、ウェザーとの対面によって、一変してしまいます。
最初の戦いの後、心配した亜樹子やフィリップが声をかけても、
「家族の仇がとれるなら、俺はどうなってもいい。死んでも構わん」
そう言い切ってしまう有様。
「出会った頃の竜くんに戻っちゃった」
ぽつりと呟く亜樹子の言葉は、皆が共感する思い。

「照井竜がああなった今こそ、君には慎重さが必要だ」
忠告するフィリップに、苛立って怒鳴り返してしまったけれど、
「わかってる。無茶はしねえよ、相棒」
そう言って、翔太郎は拳を差し出し、フィリップも拳を合わせる。
良いシーンなのですが、これって絶対、後で無茶をするってお約束ですよね……

ウェザーとの2度目の対決の時に、家族を殺した理由が、
能力の実験が出来れば誰でも良かった。と言われ、照井がぶちきれますが、
その上、インビジブルのメモリが体内から取り出せないのも実験の一環であり、
リリィを犠牲にしてメモリを自分仕様にする為。
ここへきて露になるウェザーの極悪非道っぷりは、生半可ではありません。
しかも、実際に人間相手に実験を繰り返してきて、
複数の能力を充分に把握し、使いこなせるので、とにかく強い。
アクセルもダブルも、一方的にやられるばかり。

アクセルがバイクフォームで特攻をかけても、
ウェザーには敵わずに、ついには変身解除してしまう。
家族と同じ死に方をプレゼントしましょうと、とどめを刺そうとするウェザー。
「奴が目の前にいるのに!」
悔しさのあまり大地を殴った照井の拳に、落ちる一滴の涙。

照井を助ける為にダブルが試みる、ツインマキシマム。
けれど、これはかなり危険な技らしくて、
「何をするんだ、やめろ、翔太郎。ツインマキシマムは不可能だ。
そんなことをしたら君の身体は!……翔太郎!」
フィリップが右半身で、必死に止めようとするけれど、
「もう、手はこれしかねえんないんだ!」
無理やり翔太郎が左半身で抑え付けて発動させると、
ダブル、ヒートトリガーの全身が燃え上がって……

ぎゅっといっぱい詰まった内容で、単に照井の復讐話で終わらずに、
リリィがメモリの不調を急いで治したいのは、
祖父のラスト・ステージの脱出マジックを成功させたいから。
両親を事故で亡くしている彼女の、唯一の家族の為で、
同時進行で、別の家族の物語にもなっています。

しかし、この街では誰も泣いて欲しくないからって、
その中に相棒は含まれないのか、翔太郎。と、言いたくなるほどの無茶振りで、
「少しは周りを見ろ。心配している奴らがいるだろう」
照井に言った言葉、そのまま自分にも当て嵌まるって自覚、あるんでしょうか。

今回の依頼は、無事に解決出来るのか。
照井とウェザーの決着は、どのような形で終わるのか。
アクセルがメインの物語、もうしばらく続きそうです。
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