探査機ダート、小惑星軌道変化に成功

・地球防衛実験探査機ダート、衝突による小惑星の軌道変化に成功
NASAの惑星防衛実験探査機「ダート（DART）」は、
日本時間の2022年9月27日に小惑星「ディモルフォス（Dimorphos）」に
時速2万km以上（相対速度で秒速約6km）で衝突した。

衝突後2週間にわたって観測した結果、
公転周期は11時間23分（誤差±2分）で32分も縮んでいたことがわかった。
目標を25倍以上も上回る結果で、人類が初めて天体の運動を
意図的に変化させようとする試みは成功した。

ダートから分離したイタリア宇宙機関の小型衛星「LICIACube」、
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡、
そして、地上の天文台が観測した、小惑星軌道変更ミッション。
発表を楽しみにしていましたが、目標を25倍以上も上回る結果に。
何故そこまで違ったのか、原因を解明中と思われます。

2026年12月にヨーロッパ宇宙機関の探査機「ヘラ」が、
ディモルフォスとディディモスを訪れる予定。
衝突クレーター等が詳しく観測されるそうで、
使用前・使用後の変化の違いとか、色々あるんだろうな……