イン・ザ・ヒーローを観ました

映画『イン・ザ・ヒーロー』
下落合ヒーローアクションクラブの社長にして、
その道25年のスーツアクターである本城渉（唐沢寿明）。
数年ぶりにヒーロー番組の劇場版作品に出演した彼は、
一ノ瀬リョウ（福士蒼汰）という人気若手俳優と出会う。
ヒーロー番組に敬意を払わないリョウと対立するも、
ある出来事を契機に本城は彼と絆を育むように。
（解説・あらすじ - イン・ザ・ヒーロー - 作品 - Yahoo!映画より一部抜粋）

上映中なのであまりネタバレしない方向での感想。
長すぎず飽きがこない2時間でまとめられていて、気軽に楽しみました。
物語としては良くあるもので、正義感と人情に篤い主役に、
体育会系のアクションクラブメンバー、
悪ぶってても実は努力している訳あり若手俳優等、人情モノのお約束満載。
特撮に関する知識は、子供の頃見た事があれぱ大丈夫なレヴェルです。

特撮ヒーローのスーツアクター。
彼らの練習風景とか劇中で使用するアイテムの大切とか、
詳しく描写している訳ではありませんが、取り上げてくれたのは嬉しい。
むしろ、もっと見せて欲しいとも思ってしまいましたが。

ほろりときたのは、スーツアクターの結婚式と、
2次会後、初めて皆に自分の家の話をする若手俳優のシーン。
それまで弱みを見せまいとやせ我慢していた彼が、仲間として認められる。
……体育会系のノリが合わない人には、向かないかも。

とは言え、脚本には突っ込み満載。
ハリウッドや監督の扱い、もうちょっとどうにかならなかったのか。
あまりに嘘臭くて、興ざめ感が増してしまったのが残念。