ぼくがHTVです～宇宙船「こうのとり」のお話～

『ぼくがHTVです～宇宙船「こうのとり」のお話～』
（ひさまるちゃん　絵・文　宇宙航空研究開発機構　編　日経印刷）

イカロス君の大冒険以来の、入手に苦労する本となりました。
地元の書店に申込用紙（ＰＤＦ）を印刷して、
注文可能か訊ねた処、やっぱり無理とのお返事。
いつも使っているネット通販でも、取り扱いしていなかったり、今は在庫無し表示。
売っている店を調べていたら、「八重洲ブックセンター本店」で購入したとの情報が！
今日は偶々、会社関係で都内へ行く事になっていて、しかも、東京は通過駅。
休み時間に電話して在庫を確認してもらい、３Ｆカウンターで受けとってきました。

実は、HTV「こうのとり」を見ると、とある物体を思い出してしまうのです。
そして、この本の表紙のＨＴＶは、本の帯を取ると、
天地逆の金ラベルのビール缶そのものに見える！
……ちなみに私は、ビールは苦手です。

内容は、絵本が全４話と、ＨＴＶの写真集と解説がついていまして、
「こうのとり」という名前がつく前に打ち上がったＨＴＶ１号機にまつわるお話。
なかなかお茶目な性格のＨＴＶ１号機くん。
つくばから種子島への運搬中、「ぼくこのなか」表記には笑った。

つくばでの試験、打ち上げから、ＩＳＳとのドッキング、そして、地球帰還。
楽しく説明している愉快な絵本ですが、同時にＨＴＶの開発が始まった頃の話とか、
シビアな現実も描かれていて、第３話のラストでは思わず涙が……
片道切符ではない日本の宇宙船、いつか見てみたいです。