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イルスの竪琴、復刊 [本・小説]

長く待ち望んでいた本の復刊。
星を帯びし者』イルスの竪琴1
(パトリシア・A・マキリップ 著 創元推理文庫 東京創元社)
ヘドの若き領主モルゴンは幽霊との謎かけ試合に勝って、大国アンで王冠を手に入れた。
だがアンの王女と結婚すべく偉大なる者の竪琴弾きと共に船出するや、
船は難破しモルゴンは海に投げ出される。(あらすじより抜粋)

中学生の時に、同作者の『妖女サイベルの呼び声』と一緒に買って、
こたつに寝転んで半分うつらうつらしながらも、一気読みした覚えがあります。
人に薦めたくても、元の出版社がフェア開催時に、この巻だけは出ても、
2・3巻が無いと言う蛇の生殺し状況だったから、諦めるしかなかったけれど、
今回、東京創元社から3冊復刊される事になりました。

主人公は旅をするけれど、RPGの仲間を集めて冒険モノ。
とは、一線を引いた物語です。
個人的にお気に入りなのは、2巻の『海と炎の娘』。
でも、改めて1巻を読み直してみると、以前はしっかりせんかい!
アレコレ悩む主役に対して思った筈なのに、
この状況では、無理ないよな。と、受け止め方が変わっているのに、
自分の時間の流れを感じました。

原題が、「THE RIDDLE-MASTRE OF HED」
謎解き博士(リドルマスター)と言うぐらいなので、
会話の中にも度々、謎かけと謎解きが出てきますが、
それらは歴史上の人物の逸話でもあって、世界感に深みを与えています。
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